SelectScreen Cell-based核内受容体プロファイリングサービス
お客様の化合物サンプルをInvitrogen
TM GeneBLAzer
TM target-specific nuclear receptor cell lines を用いて、アゴニスト活性(EC
50値測定)、アンタゴニスト活性(IC
50値測定)を調べます。
β-ラクタマーゼレポーター遺伝子とFRET基質を用いた、 GeneBLAzer テクノロジーにより高いZ’値の安定した結果が得られます。
アッセイプレート毎に、既知化合物(アゴニスト)によるコントロールを取り、またアッセイモードにあわせた既知化合物(アゴニストまたはアンタゴニスト)でタイタレーション試験を行い、予測されるEC
50値またはIC
50値が得られているかの確認を行います。
GeneBLAzerテクノロジーを用いた核内受容体アッセイ
GeneBLAzer核内受容体アッセイは、上流にGAL4のアクチベーター配列(UAS)を持ったβ-ラクタマーゼ(bla)レポーター遺伝子を利用しています。GAL4DNA結合ドメインはターゲットとなる核内受容体のリガンド結合ドメイン(NR-LBD)との融合タンパク質として発現され、リガンドの結合によりGAL4 DBD-NR LBD融合タンパク質の核内移行が起こり、レポーター遺伝子の発現が起きます。(
fig.1)
- FRETを用いた信頼性の高い検出システム(fig.2)
基質にはFRETを引き起こす蛍光色素標識がされており、βラクタマーゼの活性化により基質が切断されると緑色蛍光(520nm)から青色蛍光(447nm)へとシフトします。青色蛍光 / 緑色蛍光を用いた比率測定により信頼性の高いZ’値が得られます。
- GeneBLAzer ERβ-UAS-bla GripTite 293アッセイの検証データ(fig.3)
- GeneBLAzer ERβアッセイにおける既知の作用薬パネルの濃度-反応曲線を示しています。これらのアゴニストの強度の順位は既知文献資料の数値と一致しています。
- パーシャルアゴニスト / アンタゴニスト化合物パネルの濃度-反応曲線を示しています。結果は既知文献資料の数値と一致しています。これらの化合物はERαに対してはアンタゴニストであると同時にパーシャルアゴニストですが、ERβに対してはアンタゴニストです。アンタゴニストモードについては細胞はEC50量のエストラジオール存在下において試験されています。
SelectScreen Cell-based GPCRプロファイリングサービス
GPCRは創薬ターゲットとして最も注目されており、現在使用されている薬剤の約半数がGPCRをターゲットとしています。GPCRアゴニスト、アンタゴニストアッセイ用に調製されたcell lineを用いてお客様の化合物サンプルについて、EC
50値測定、IC
50値測定を行います。
βラクタマーゼレポーター遺伝子とFRET基質を用いた、 GeneBLAzer
® テクノロジーにより高いZ’値の安定した結果が得られます。(
fig.4)
アッセイを確実にするコントロール
アッセイプレート毎に、既知化合物(アゴニスト)によるコントロールを取り、またアッセイモードにあわせた既知化合物(アゴニストまたはアンタゴニスト)でタイタレーション試験を行い、予測されるEC
50値またはIC
50値が得られているかの確認を行います。
SelectScreen
TM Cell-based GPCRプロファイリングサービスには、GeneBLAzer
® テクノロジー(
fig.5)、Tango
TM bla-reporterテクノロジー(
fig.6)の2種類のサービスがございます。目的に合わせてお選びください。
SelectScreen Cell-basedパスウェイプロファイリングサービス
お客様の化合物サンプルをInvitrogen
TM GeneBLAzer
TM cell signaling pathway-specific CellSensor
TM Cell Linesを用いて、 シグナルトランスダクション経路の活性化測定、阻害活性測定を行います。
特長
GeneBLAzer cell signaling pathway-specific CellSensor Cell Linesは、 薬剤添加に伴ってシグナルトランスダクション経路が活性化されることにより、 レポーター遺伝子(βラクタマーゼ)が発現するようデザインされた細胞です。
アッセイ用細胞は化合物による受容体活性化の結果、シグナル伝達経路を介して転写因子が活性化されβラクタマーゼをレポーターとして発現するよう調製されています。発現したβラクタマーゼの働きにより、FRET基質が緑色蛍光から青色蛍光へとシフトするため、青色蛍光 / 緑色蛍光の蛍光比率により、化合物の活性効果・阻害効果を測定します。(Invitrogen
TM GeneBLAzer
TM) 現在38のパスウェイが利用可能です。(
fig.7)