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病理組織標本の高品質デジタル化サービス ID: J01694

お客様からお預かりした病理組織・細胞のガラス標本を、高精細なバーチャル標本としてデジタル化し、納品致します。

サービスについて

概要

メドメイン株式会社のImaging Centerでは、お客様からお預かりした病理組織・細胞のガラス標本を、高精細なバーチャル標本としてデジタル化し、納品致します。
過去のガラス標本の保管と活用、院内・教室内でのカンファレンスや検討会での利用、関連施設間での精度管理体制の構築、他施設との連携による遠隔コンサルテーションや、来たるべきAI等の最新技術による業務・診断支援の時代に向けて、Imaging Centerではお客様のガラス標本のデジタル化をサポートし、その新しい活用方法を提案することによって、お客様の病理診断業務に関わる様々な業務に新たな価値を提供致します。

特長

高品質・低価格なバーチャルスライド

本サービスでは、専用WSI(Whole Slide Image)スキャナ装置を用いて取得したバーチャル標本を納品致します。スキャンに使用するマシンは、世界的にも最も高い性能水準に該当するもののひとつであり、高精細なバーチャル画像が取得可能です。また、メドメインのスキャン施設では、スキャナ装置の操作に精通した専門スタッフが勤務しており、品質基準の管理徹底を行うことで、納品するバーチャル画像の品質を高く保つ体制が整っています。日頃バーチャル画像に触れる機会があまり多くないお客様の中には、実際に顕微鏡で見るのに劣らない品質に驚かれる方もいらっしゃるほどです。サービスをご利用になった多くのお客様に高い評価を頂いています。

* 備考:スキャナ装置は複数ご用意しており、各施設様のご要望に応じてスキャナ装置を変更しております。
(例:ライカ社 / AperioAT2、浜松ホトニクス社 / Nano Zoomer S360 等)

メドメイン独自の病理支援システム「PidPort」の活用
本サービスでデジタル化したバーチャル標本は、メドメインの独自システムである「PidPort」上で納品します(例外的にご希望のお客様には、HDD等の記憶媒体での納品にも対応可能です)。PidPortは、Webベースのクラウドストレージを備えたシステムで、バーチャル標本の管理と活用に最適なプラットフォームです。高速で非常に滑らかに動作するビューワーや、便利な検索機能による標本管理システム、お客様の施設内や他の関連施設等の複数ユーザー間で症例を共有する機能などを提供しています。この他に類を見ない最先端のシステムで、お客様がバーチャル標本の活用によって得られる価値を最大化するサービスです。また、メドメインで撮影したバーチャルスライド以外でも、バーチャルスライド自体をご提供頂ければPidPortにて閲覧が可能です。


広がるデジタル病理の可能性
メドメインのサービスのご利用により、お客様がガラス標本をデジタル化して始める「デジタル病理」の可能性は大きく広がります。デジタル化によって標本管理を簡易にするだけにとどまらず、例えば、新型コロナウィルスの流行下でも、皆様でご自宅などの遠隔から参加できる院内のカンファレンス・検討会での活用、関連施設間のダブルチェックや精度管理の体制の構築によるさらなる診断のクオリティの担保や、ひとり病理医の負担軽減、来たるAI活用時代に向けた過去症例の活用の準備や研究への参画など、お客様が享受するべきデジタル病理の潜在的可能性を、お客様へのヒアリングを交えながら、メドメインのシステム開発や病理部門の担当者が一緒に考え、最も良い活用方法を提案します。

活用事例

過去の本サービスの活用事例や、お客様が検討中の活用方法を、以下に数例紹介します。ガラス標本をデジタル化するだけにとどまらず、その先で得られるデジタル病理の潜在的可能性を示す好例です。それぞれのお客様に合う活用方法を提案し、その実現をサポート致します。

  • 関連施設間の遠隔コンサル
    某大病院では、多くの関連病院を各地に抱えています。施設によって病理医の人数や専門性に差異があるため、グループの病理医の全員が、日々の診断業務をより快適に自信をもって行えるよう、そしてグループとしてその診断のクオリティをより高水準に保つべく、遠隔コンサルテーションのネットワークの構築を目的に導入が決定されました。単なる過去のガラス標本の保管にとどまらず、日々発生する新たなガラス標本をデジタル化して活用することで、関連施設で働く病理医の先生方の業務をサポートし、グループ全体として強固な相互扶助のネットワークを構築しようとする、先進的で意義深い取り組みです。
  • ダブルチェックや精度管理の体制構築
    ある地方公立病院の、いわゆる "ひとり病理医" の施設での活用事例です。"ひとり病理医" であるその先生は、毎週2回欠かさずに、メドメインのスキャン施設へ、自身で診断を済ませたガラススライドをお送り下さいます。早急にデジタル化してPidPort上で納品を済ませると、その関連施設のPidPortにご登録頂いている複数の先生方が、全症例のダブルチェックを行います。時には、はじめに行われた診断に新しい意見が加わることもあり、そのような際は追加報告として反映させています。"ひとり病理医" の負担を軽減し、さらには、グループとして安定的な精度管理の体制を実現しています。
  • 遠隔から参加可能な検討会
    新型コロナウィルス感染症の流行に伴い、多くの人々が密集する空間を可能な限り避けるべき状況が続いています。ある国立大学の教室では、毎週定例で、30名程度のメンバーが行う検討会を行っていましたが、その準備や検討会の実施のために、夜遅くまで多くのメンバーが顕微鏡の周りに集まらざるを得ない状態でした。この問題を解決すべく、PidPortを用いた自施設メンバー内でのバーチャル標本の共有により、各自が自宅などの遠隔からカンファレンスに参加する体制を整えました。遠隔からでも検討会での利用に足る高品質なバーチャルスライドと、限定範囲での症例共有を可能にする独自システムが、見事に問題を解決した事例です。
  • 講義や勉強会における活用
    本事例も、新型コロナウィルス感染症の流行の影響を受けての活用に繋がるものです。学生向けの講義や実習での密集空間を避けつつ、十分な内容の教育を実施しようとしています。当然、特別な対応を何もしない場合に比べれば費用が発生しますが、注目視野の限られた顕微鏡写真による学習ではなく、組織全体をじっくり観察しながら学べる環境を提供したいという、熱心な先生の思いが表れた事例です。昨今の学生はインターネットや電子機器を抵抗なく使いこなすため、PCだけでなくタブレット端末等でも快適に動作するPidPort上での新たな教育環境は、今後も想像以上に素早く浸透すると見込まれます。

サービスの流れ


  1. ガラス標本の送付
    指定のスキャン施設までガラス標本をお送り下さい。
  2. デジタル化
    スキャンスタッフが、専用スキャナ装置を用いてガラス標本をデジタル化します。1,000枚程度のご依頼でも、数日以内〜1週間程度の短納期での対応が可能です(*1)。大きな枚数のデジタル化や継続的なご利用をご予定の方には、よりお得な価格での見積もりのご提示が可能ですのでお申し付け下さい。
  3. PidPortアカウントの発行(別途有料)
    PidPortにお客様の専用アカウントとストレージを発行します。
    HDDで納品の場合は、Pidport使用料は発生致しません。
  4. 納品
    デジタル化が完了したバーチャル標本は、担当者がPidPortのシステム上に、お客様専用のものとして納品しご連絡致します。HDDで納品の場合には、HDDを郵送させていただきます。
*1 納期の目安は時期、枚数、撮影倍率等によって変動することがありますので、ご了承下さい。

ご注文に関して

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参考価格・納期

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