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株式会社薬研社

ID: J01585
ID: J01585
フィルジェン / Creative Proteomics

メタボローム解析サービス

様々な生物由来試料の既知・未知全ての代謝物質を分析します


カテゴリ
質量分析・試料分析 > プロテオーム解析 > メタボローム解析

サービスについて

概要

CreativeProteomics社は、最新かつ最高水準のテクノロジーを駆使し、様々な生物由来試料の既知・未知全ての代謝物質を分析します。お客様の目的に合わせて、興味のある化合物の種類やサンプルに合わせた解析方法を提案し、代謝物質の物理的性質に合わせた抽出及び分離プロトコルを用いて、解析を行います。

包括的メタボローム解析(fig.1

メタボロミクスは、主に小分子(<1,500Da)代謝産物のハイスループット同定および定量化に関連する「オミックス(Omics)」解析です。ゲノミクス、トランスクリプトミクス、プロテオミクスなどの他の「オミクス」分野では、何千もの標的を同時に定量し、定量化することができます。メタボローム解析については、以前は一度に少数の代謝産物しか同定および定量ができませんでした。しかし、現在では、包括的で定量的な代謝プロファイリングへの関心の高まりと共に、昨今の分析技術の向上により、ヒトメタボロームデータベース(HMDB)、KEGG、LipidMaps、PubChem、MassBankなどが充実し、メタボロミクス研究は代謝産物の範囲において、はるかに定量的かつより広範になってきました。
Creative Proteomics社では、検出メタボロミクスとも呼ばれる「包括的メタボローム解析サービス」を提供し、特定の生物学的条件に関連し得る代謝産物プロファイル間の差異を同定し、対照群と試験群との間の代謝産物の比較から、生物学的有意な分子の同定解析を提供しております。

【選択サンプル例】
包括的メタボローム解析は、様々なサンプルに含まれる代謝物に対応することができます。以下の様なサンプルに対して、研究アプローチの1つとして本サービスを選択することができます。

  • 血清メタボロミクス(fig.2
    血液は、赤血球および白血球および血小板を含む細胞成分と、血漿と呼ばれる液体担体とからなります。血漿は、血液量の約50~55%を占め、血清は血漿と比較して粘性が低く、フィブリノーゲン、プロトロンビンおよび他の凝固タンパク質をもちません。血清には、栄養素(脂質、炭水化物、アミノ酸など)、タンパク質やペプチド(グロブリン、アルブミン、リポタンパク質、ホルモン、酵素など)、電解質、有機廃棄物など多くの物質が含まれています。体内の小分子の主要なキャリアとして、血清は溶存ガス、ホルモン、栄養素、代謝性廃棄物の輸送に重要な役割を果たします。また、イオン組成や間質液のpH、体の安定化温度、毒素および病原体に対する防御、傷害部位での流体損失の制限などの安定化にも役立ちます。血液はすべての組織および体内のすべての臓器に入るため、様々な生理学的または病理学的ストレスに応じて、様々な組織から分泌、排泄または廃棄されるすべての分子の重要な液体輸送機能を担っています。組織傷害、臓器機能不全および病理学的状態は、血清の化学的およびタンパク質的組成の両方を変化させる可能性があります。

  • 尿メタボロミクス(fig.3
    尿メタボロミクスは、特定の疾患または治療的介入によってもたらされる微妙な代謝変化を検出できる非侵襲的バイオマーカーの発見の有力な分野として近年注目されてきています。尿は、腎臓によって生成される無菌の琥珀色で透明な液体です。腎臓は血流から余分な水や糖、およびその他の様々な可溶性廃棄物を抽出します。尿は一般的に、多数の食品、薬物、飲料、内因性の廃棄代謝物、環境汚染物質および細菌副生成物からの代謝分解生成物で構成されます。例えば、ウロビリンは、尿にその特徴的な色を与えるヘモグロビン分解生成物です。尿中には、高濃度のクレアチニン、アンモニア、有機酸、様々な水溶性毒素、アミノ酸代謝による尿素も含まれています。排尿は、水溶性の老廃物を排除するための最も重要なルートです。しかしながら、これらの化合物の多くは同定が難しく、理解が不十分です。
    メタボロミクス研究者の中でも、尿は無菌で入手しやすく大量に入手可能で、タンパク質や脂質、複雑な化学物質の介入が少ないため、長年に渡り、診断用生体液として好まれてきました。これまで、グルコース、ビリルビン、ケトン体、硝酸塩、白血球エステラーゼ、比重、ヘモグロビン、ウロビリノーゲンおよびタンパク質のルーチン解析が、他の系における様々な腎臓病態および多くの医学的障害の評価に使用されています。
    メタボローム解析のために採取した尿サンプルは、生物起源および非生物起源の化学反応を消滅させるために直ちに凍結する必要があります。また、尿代謝物の安定性を保つため、凍結・融解を繰り返すことや、高い保管温度(4℃など)は避ける必要があります。

  • 脳脊髄液メタボロミクス(fig.4
    脳脊髄液(CSF)は、中枢神経系で分泌され、脳室、脳および脊柱のくも膜下腔を満たしています。CSFの役割は、脳を物理的ショックから保護することにあります。また、CSFは、脳内の細胞外液からくも膜下腔への能動輸送、またはバルクフローのいずれかによって有機酸を除去し、最終的に静脈血とリンパ系に入り、その工程を通して血液および老廃物からろ過された栄養素および化学物質の循環においても重要な役割を果たしています。ヒトCSFは、神経変性疾患および神経疾患の小分子バイオマーカーが豊富であることが知られています。CSFは容易に入手できませんが、中枢神経系疾患などを潜在的に反映することから、生物医学的研究および臨床化学において特に重要です。
    CSFの成分は、脳内の代謝産物生成率に直接依存しています。そのため、CSFメタボローム解析は、脳損傷、多発性硬化症およびパーキンソン病の様な中枢神経系疾患の生化学的な手がかりとなります。そのため、CSFメタボローム解析は、脳損傷、多発性硬化症およびパーキンソン病の様な中枢神経系疾患の生化学的な手がかりとなります。CSFサンプルからのメタボローム解析を行う場合は、サンプル容量は、0.5~1.0mL必要です。CSFサンプルは、長期保管のために-80℃の冷凍庫に保存してください。凍結融解やより高い保存温度(4℃など)は避けてください。

  • 植物メタボローム解析(fig.6
    植物メタボローム解析は、様々な刺激に対する細胞応答の生理学的プロセスを理解するために使用されています。例えば、硫黄欠乏に応答して、代謝産物が再調節され、硫黄同化、窒素、脂質、およびプリン代謝と光呼吸の増強との間には、厳密な関係があることが判明しています。さらに、メタボロミクスは、寒冷ストレス応答の研究にも使用されています。植物メタボロミクスは、医薬品生産のための生化学的経路、遺伝子機能探索のための代謝工学に利用することができます。
    果物や花の色、味、香りに寄与することに加えて、植物代謝産物は、植物における多くの抵抗性およびストレス応答と関連しています。細胞の調節プロセスの最終産物である代謝産物のレベルは、遺伝子改変または環境刺激に対する生物学的系の最終応答でもあります。これらの代謝産物は、細胞内の生理学的変動によって厳密に調節されています。したがって、代謝産物の動態を理解し、代謝経路におけるフラックスを研究し、様々な刺激に応答して各代謝産物の役割を解明するために、植物中の代謝産物を同時に同定し、定量することが必要です。
    植物のメタボロミクスの研究は、イオン性無機化合物から生化学的に誘導された親水性化合物、有機およびアミノ酸、および一連の疎水性脂質関連化合物など、様々な物理的特性を有する多数の解析対象からなっています。技術は進歩していますが、依然として植物代謝物の知識は不足しています。植物は非常に多様であるため、それらの解析において、メタボロミクスは重要なツールとなっています。

【解析内容】
未知の化学構造の200~300の化合物に加えて、最大700の同定された代謝物について、LC-MSによる正規化された相対強度をご提供します。ただし、提供していただくサンプルのソースにより、同定された化合物や未同定の化合物の数が異なる場合があります。
全代謝産物において、リテンションインデックス、mass定量化、生化学データベース識別子、全massスペクトルによりレポートが提供されます。
なお、本サービスでは、炭水化物と糖リン酸塩、アミノ酸、ヒドロキシル酸、遊離脂肪酸、プリン、ピリミジン、芳香族をカバーしています。

上記の質量分析サービスに加えて、包括的メタボローム解析では、オプションとしてバイオインフォマティクス解析もご依頼頂けます。
メタボローム解析におけるバイオインフォマティクス解析は以下の通りです。

  • 単変量解析:ボルケーノプロット、T検定、Fold Change解析など
  • 多変量統計解析:主成分分析(PCA)、判別分析(PLS-DA、OPLS-DA)など
  • クラスタリング解析:ヒートマップ、K平均、自己組織化マッピング(SOM)
  • 潜在的なバイオマーカーの特定
  • 差動代謝物の相関ネットワーク
ご依頼頂いた場合は、上記の内容をすべて実施いたします。
解析については、データの信頼性と統計的優位性を保持するために生物学的レプリケート数を1グループあたり3~5で構成して頂くことを推奨いたします。

標的メタボローム解析

標的メタボローム解析は、生物における標的代謝化合物の同定および定量分析のための定量的方法です。生物学的活性と密接に関連し、異なる生理学的条件化で劇的に変化し得る代謝産物の内容および組成に関する情報を提供します。 本サービスは、標的物質に合わせて、GC-MSやLC-MSなど、様々な分離および分析プラットフォームに基づき解析を実施します。

【標的メタボロームのワークフロー】(fig.6
* 質量分析、バイオインフォマティクス解析については、ご選択頂いた内容により、下記の作業と異なる場合があります。

【代謝物質分析パネル一覧】

各パネルで定量することのできる代謝化合物に関する詳細情報はお問合せください。

代謝経路
中心炭素代謝(解糖系、TCA回路、ペントースリン酸回路をカバー)
トリプトファン代謝 メバロン酸経路 一炭素代謝
メチオニンサイクル 尿素回路 イソプレノイド生合成
カルニチン生合成 ピリミジン生合性 -
標的代謝産物
アシルCoA アミノ酸 アシルカルニチン
脂肪酸 NAD代謝産物 ヌクレオシド/ヌクレオチド
オキシピリン オキシステロール 神経伝達物質
低分子糖 肉バイオマーカー(TMAO) 高付加価値化疾患バイオマーカー
dNTP、サイクリック dAMP 分岐鎖アミノ酸 糖ヌクレオチド
ケトン体 イソプロスタン メバロン酸
フェノール酸 ピぺコリン酸 プラズマローゲン
ビリベルジン異性体 リン酸化化合物 キノロン
グルコシルセラミド マロンジアルデヒド メチルマロン酸
8-OHdG グルコシルスフィンゴシン SAMおよびSAH
ユビキノン グリコサミノグリカン ポリオール
β-アミノ酸 細菌性呼吸キノン DAP
コエンザイムI NADP アデノシン三リン酸
シグナル伝達分子 - -
植物代謝産物
アントシアニン カロテノイド 植物ホルモン
フラボノイド 植物一次代謝産物 植物二次代謝産物
動物ホルモン
コルチコステロン プロゲステロン -
有機化合物
水溶性ビタミン 脂溶性ビタミン ビタミン様化合物
胆汁酸 有機酸 カテコールアミン
チオール 糖アルコール アミノ酸
コリンおよびコリン代謝物 フラピン レチノイン酸
芳香族アミノ酸 ポリアミン プテリン
スルファチド プリン コレスタノール
生体アミン - -
無機化合物
アルデヒド ポリフェノール 金属(メタロミクス)
酸化ストレス化合物
還元型/酸化型グルタチオン
(GSH/GSSG)
- -
炭水化物代謝産物
マンニトール マンノース フルクトース
マルトース ラフィノース キシロース
グルコース 乳糖 ソルビトール
ショ糖 ガラクトース -
漢方薬成分
クリプトタンシノン タンシノンI サルビアノール酸A
サルビアノール酸B - -


サンプル条件

ご提供頂くサンプルによって、解析に使用する必要サンプル量や条件が異なります。
詳しくは、お問合せください。

ご注文に関して

お問い合わせフォーム よりお問い合わせください。


参考価格・納期

包括的メタボローム解析サービス
サービス名 数量 価格(税抜) 納期 カタログ#
包括的メタボローム解析サービス 1サンプルから受注受付(*1) ¥75,000 お問い合わせ F-CPM-UMS-[サンプル数]
バイオインフォマティクス解析(*2)
(オプション)
1比較目 ¥250,000 お問い合わせ
2比較目以降 ¥120,000 お問い合わせ

* 本サービスは、海外業務提携先で実施する解析のため、上記の解析料金の他、サンプルの海外輸送費が別途発生いたします。
*1 6サンプル未満でご依頼頂く場合は、セットアップ費用として別途¥40,000(税抜)の費用が発生します。
*2 オプションのバイオインフォマティクス解析をご依頼頂く場合は、1グループ n=3~5で構成して頂くことを推奨いたします。

標的メタボローム解析サービス
サービス名 パネル 数量 価格(税抜) 納期 カタログ#
標的メタボローム解析サービス ご選択頂いた標的パネル 1サンプルから受注受付(*3) お問い合わせ お問い合わせ ご選択頂いたパネルによる

* 本サービスは、海外業務提携先で実施する解析のため、上記の解析料金の他、サンプルの海外輸送費が別途発生いたします。
*3 ご選択頂いたパネルによってはサンプルの最低受付数が指定されている場合があります。詳しくはお問合せください。



関連サイト



※価格及び、サービスの仕様・内容などにつきまして、予告なしに変更されることがあります。
※表示している参考価格は消費税等は含まれておりません。
※受託サービスは、すべて研究目的として作業を行います。その他の目的(医療品・食品の製造・品質管理や医療診断など)には使用しないで下さい。
※納期は参考納期です。諸事情により、前後する場合がございます。納期の詳細については個別にお問い合わせください。
※会社名・サービス名などは、各社の商標・登録商標です。
※納品物によっては、その構成物(例えば、ベクター、蛍光色素など)の使用に制限がある場合があります。
※ヒト臨床サンプルの場合はインフォームドコンセントを得ていることをご確認ください。
 ヒト由来のサンプルの場合、ご所属の組織の倫理委員会などで承認が得られたものが受領されます。
※人間への感染性が疑われるサンプルに関しては、お受けできない可能性がございます。
※サンプルの保管および返却を行っていない場合があります。お客様より提供いただいたサンプルおよび解析データ等は、業務終了後、廃棄される場合がございます。