福島セルファクトリー / フナコシ ID: J01464

ヒトタンパク質マイクロアレイ受託サービス ID: J01464

サービスについて

概要

約1万7千種類のヒトタンパク質を搭載したアレイを用いて、抗体の特異性評価・血中抗体のプロファイリングを実施する受託サービスです。また、抗原が未同定の抗体について、抗原を探索することも可能です。

* 本受託サービスは、福島医薬品関連産業支援拠点化事業の独自解析技術と成果物である『福島コレクション』を用い提供しております。

特長

  • ガラス基板を使用しています。
  • 検出は2色法(蛍光色素標識二次抗体を2 種類使用)を採用しています。
  • 独自開発したヒトタンパク質マイクロアレイを使用しています。
  • 16,680種類以上のヒトタンパク質(ヒト全遺伝子の約7 割に相当)に対する抗体の結合を検出可能です。
  • 独自検証したノーマライズ方法によりアレイ間の比較解析が可能です。
  • 検出する免疫グロブリンの種類(IgG、IgM、IgA、IgE)を選択可能です。
  • 血中抗体のプロファイリング、バイオマーカーや創薬ターゲットの探索、抗体特異性のプロファイリングに適しています。

測定可能な抗体

  • Human:IgG、 IgA、IgM、IgE
  • Mouse:IgG、 IgM、IgE
  • Rabbit:IgG

参考文献

  • Nature Methods, 5(12), 1011~1017(2008). [PMID: 19054851]
  • Clinical Immunology, 203, 9~13(2019). [PMID: 30951839](使用文献)

搭載タンパク質

  • コムギ胚芽無細胞系で合成しています。
18K 抗原マイクロアレイ フルセット
  • 総タンパク質16,680種(総スポット数は約18,000スポット)
  • 15,406遺伝子に対応
  • 公共データベースに登録されている基準配列(NCBI RefSeq, UniProtKB/Swiss-Prot)に相当するタンパク質15,272種を含む
  • がんを中心としたヒトの諸疾患に認められる変異体・融合タンパク質1,190種を含む
  • タンパク質の機能分類に基づく主要なカテゴリーにおけるサンプル数は右図のとおり(*1、*2)
  • 右図の標準型タンパク質主要カテゴリーの多くについて8割以上の遺伝子を網羅
  • 25遺伝子に由来する変異体タンパク質と、12パターンのALK融合遺伝子に由来するタンパク質を含む
  • TP53, EGFR変異体のバリエーションを多数取り揃え
  • *株式会社セルフリーサイエンスのコムギ胚芽無細胞系で合成しています。
    *アレイに搭載しているタンパク質のリストは、こちら

*1 複数のカテゴリーに属するタンパク質の場合、サンプル数はそれぞれの所属カテゴリーにおいて個別にカウントしています。
*2 Gタンパク質共役受容体の数は、感覚受容器受容体を除いたサンプル数です。

* 上記コムギ胚芽無細胞合成系のタンパク質マイクロアレイ(約17,000種類)の他に、 細胞系で合成したタンパク質のマイクロアレイ(5,300種類以上)も選択可能です。
  翻訳後修飾や立体構造を維持したタンパク質での評価に適しています。
  本アレイに搭載しているタンパク質のリストは こちら

プロトコル(fig.1

受託サービス例

    * タンパク質マイクロアレイを用いた抗体の評価例をこちらからダウンロードできます。

抗体評価の例 (良い抗体) 標的タンパク質のみに特異的に結合する抗体
マイクロアレイ画像(標的タンパク質とその周辺)

・標的タンパク質のみに特異的に結合。
・標的以外のタンパク質やタグ配列、他の動物種の免疫グロブリンに交差しない。
抗体評価の例 (悪い抗体①) 標的以外のタンパク質に非特異的に強く交差する抗体
マイクロアレイ画像(標的タンパク質とその周辺)

・標的以外のタンパク質に非特異的に結合。
抗体の評価の例 (悪い抗体②) 標的以外のタンパク質に特異的に強く交差する抗体
マイクロアレイ画像(標的タンパク質とその周辺)

    * 他の抗体の評価例をこちらからダウンロードできます。

その他ヒトタンパク質マイクロアレイ受託サービス例

  • 抗原が未同定の抗体についての抗原探索
  • 検体中の免疫グロブリン(IgG、IgM、IgA、IgE)のプロファイリング
  • ヒトタンパク質に対する抗体の検出(血中抗体の検出)

    * タンパク質マイクロアレイを用いた血中自己抗体プロファイリングの評価例をこちらからダウンロードできます。

血中自己抗体のプロファイリングfig.2

ご提供いただく抗体・検体(血清・血漿)必要量

  • 抗体: 1μg/μLの抗体をPBS溶液で20μL以上
    *抗体濃度が薄い場合や緩衝液にグリセロール等が含まれている場合はお問い合わせ下さい。
  • 血清、血漿、初乳、乳汁、唾液:100μL以上
  • 脳脊髄液、尿、精液 :300μL以上
  • 涙液 :50μL以上
  • * 解析の内容により、多めに準備して頂く場合がございます。 また、その他の体液についてはご相談下さい。詳細はお問合せ下さい。

ご注文に関して

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参考価格・納期

サービス項目 価格(税抜) 納期
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