概要
キャンサーパネル解析サービスはガン遺伝子やガン抑制遺伝子を解析対象としており、詳細な変異解析を高精度で実施します。
豊富なパネルオプションから、研究目的に応じたパネルを選択いただくことが可能です。
1検体からのご依頼も対応いたします(パネル種類に依存します)。
対応機種
NextSeq 500(Illumina社)
NovaSeq X Plus(Illumina社)
IonS5(ThermoFisher社)
対応パネル
- Axenシリーズ(Macrogen社オリジナルパネル)
1検体からご依頼可能なキャンサーパネル、ガン疾患全般を対象としたパネルや遺伝性ガンを対象としたパネルがございます。
解析対象の遺伝子リストはこちら
- TruSight Oncology 500 (Illumina社)
DNA:523遺伝子とRNA:55遺伝子が対象となっており、DNA単体、DNAとRNAの解析を選択可能です。
- Ion AmpliSeq(ThermoFisher社オリジナルパネル)
- Cancer Hotspot Panel v2
50遺伝子のCOSMIC「ホットスポット」2,800領域を網羅し、がんの重要な変異を効率的に検出できるパネルです。
FFPE組織対応でIonS5プラットフォームを使用し、臨床応用に適した高感度・高精度の解析を実現します。
データ解析例
複数の分子標的薬を対象に臨床的有用性が期待できる(Actionable)遺伝子変異を検出します。
- SNV/Indel
Mapping後に解析サンプルの一塩基バリアント(SNV)や、挿入・欠失(Indel)を検出し、検出された箇所をリストアップして納品します。
- Fusion Gene
2つの異なる遺伝子が1つになることで形成された遺伝子となり、分子標的医薬のターゲットとしてガンの特徴となります。
- CNA
サンプルのコピー数異常を検出する解析です。コピー数に応じて欠失や重複を判断します。
- マイクロサテライト不安定性( MicroSatellite Instability:MSI)検出
ミスマッチ修復系に異常がある場合、腫瘍細胞のDNAにおいてマイクロサテライト領域に差が生じる現象MSIを検出します。
- 遺伝子変異量( Tumor Mutation Burden :TMB)検出
ガン細胞のゲノムに生じた遺伝子変化の量であるTMBを検出します。
- その他
記載にない解析をご希望の場合はご相談ください。