概要
Varinosの16S rRNA菌叢解析における最大の強みは超微量検体での菌叢解析です。試薬などから持ち込まれる環境由来の菌のコンタミネーションを最小限に抑制することで、これまで無菌(ほぼ無菌)と考えられてきた子宮、羊水、脳脊髄液などの超微量検体を高解度に解析します。
例えば、他社の菌叢解析では全検体の10%しか解析できなかった超微量サンプル(実験動物の子宮内細菌叢)をバリノスが再解析した結果、100%すべての検体の解析に成功しました。
- 子宮内フローラ検査のパイオニアであるVarinosが手掛けるHigh Resolution 16S rRNA
- 超低バイオマス試料の解析に最適化された独自の菌叢解析プロトコールを開発
- これまで他社の菌叢解析では結果が得られなかった菌叢解析のご相談案件多数
- 再現性の高い解析結果:本技術を臨床検査化した“子宮内フローラ検査”は、300以上の医療機関に臨床検査として結果を提供
- 種レベルの解析が可能
- 研究計画・デザイン・結果解釈などに関するコンサルティング、論文や学会発表用の統計解析・Fig作成も承ります(要相談・別途費用)
サービス内容
超低バイオマス試料の解析に最適化された独自のプロトコールをご提供いたします。(
fig.2)
- DNA抽出
お預かりした検体よりDNAを抽出します。DNAの品質に問題がある際はご連絡させて頂く場合がございます。
- PCR / ライブラリ調整
16S rRNA遺伝子領域(V1-V2領域)をPCR増幅、精製、ライブラリ調整を行います。
- シーケンス
次世代シーケンサーを用いて、DNA配列の決定をします。
- データ解析
バイオインフォマティクスツールを用いて種レベルの菌叢の同定と割合を推定し、解析結果を納品いたします。オプションとして2次解析やFigの作成も承ります。
- 薬やサプリメントの効果測定に
→不妊患者に対するラクトフェリン摂取前後の 子宮内細菌叢の変化を検討
- 習慣と細菌叢との影響の調査、解明に
→生活習慣や食生活が 生殖器内細菌叢に与える影響を調査
- 病理切片から遡及的に癌、感染症などの原因菌の解明に
→ホルマリン固定組織を用いた細菌叢解析 により、疾患の原因菌を同定
- 感染状態の診断基準設定に
→羊水中の細菌叢を解析し、分娩前に子宮内感染を正確に予測
オプションサービス
- 二次解析・Fig作成(fig.4)
●多様性解析:
・解析対象二群間でのα多様性解析
・解析対象二群間でのβ多様性解析
●菌占有率を用いた比較解析:
・解析対象二群間での菌占有率の比較解析
・解析対象二群間と菌占有率との関連解析
・解析対象二群を分類するパラメーター探索解析
・多変量のロジスティック回帰分析
・薬剤・製品投与前後の比較解析 など
- 各種コンサルティングサービス
・研究デザイン、プロトコール策定、解析手法に関するご相談
・解析結果の解釈、今後の研究に関するご相談 など
詳細はヒアリング時にてお伺いいたします。
実績
- 本技術を臨床検査化した“子宮内フローラ検査”は、300以上の医療機関で25,000検体以上の解析実績(2022年7月には先進医療Aとして認定)
- 国内・海外の大学・アカデミア・企業など多数のコラボレーション実績(fig.5)
・科学論文数:25本以上
・学会発表数:40以上