JAPAN TESTING LABORATORIES / JAPAN TESTING LABORATORIES(日本信頼性評価機構)
SBSE法を用いた加熱脱着GC-MSによる清涼飲料水中の香料分析
目的成分を高感度かつ簡便な方法で回収でき、抽出に溶媒を使用しないため環境にも優しい手法です。
カテゴリ
質量分析・試料分析 > 分析・合成 > 香分析・揮発成分分析・異臭分析
サービスについて
概要
SBSE(Stir Bar Sorptive Extraction)法は、PDMS(ポリジメチルシロキサン)をコーティングした撹拌子を溶液中で撹拌させることで目的成分を抽出します。この方法は目的成分を高感度かつ簡便な方法で回収でき、抽出に溶媒を使用しないため環境にも優しい手法です。
試験例
市販の清涼飲料水の香料を対象に、SBSE法を用いて分析を行いました。試料溶液をバイアルに入れ、スターバーで1時間撹拌し、香料成分を抽出しました。
また、試料溶液はpH1、pH7、pH12の3種類に調製したものを使用し、pHによる抽出の差を確認しました。
試験結果(fig.1)(fig.2) 結果より、上記15成分が検出されました。今回の試料ではpH1とpH7で全ての成分を抽出することが出来ました。 検出されたピークの強度を比較すると、pH7と比べてpH1のピークがより大きく、香気成分の抽出量が多いことが分かります。
特にラクトン類はこの差が大きく、pH7では減少し、pH12では検出されませんでした。
以上の結果より、今回の分析においては試料溶液をpH1に調製することが最適であり、最も高感度に測定できることが分かりました。
SBSE法は食品分析だけでなく、水道水などの環境分析、めっき液など工業系の製品にも利用が期待できます。
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