サービス内容
セツロテックの独自技術VIKING法を活用し、特定の1~数塩基を置換した標的遺伝子配列を、標的遺伝子のコーディング領域にノックインした遺伝子改変培養細胞を作製する受託サービスです。遺伝子情報などをお伝えいただき、ご使用の細胞株を送付いただければ、セツロテックで、ターゲットデザイン~ゲノム編集細胞作製~コロニー純化~再培養まですべて担当します。臨床などの他業務でお忙しい方やゲノム編集に詳しくない方でも、ご自身の研究にあった遺伝子改変細胞をお手軽に作製可能です。また、試験のカスタマイズ、ゲノム編集後の各種解析にも喜んで対応します。
なお、本サービスで作製する点変異ゲノム編集細胞では、内在性のプロモーターによる遺伝子発現制御を反映せず、またマーカー遺伝子配列がゲノム編集後の細胞に残存します。ご研究により、これらを避けたい場合は、
点変異細胞(HDR)作製サービスをご利用ください。
特長
- 短期間でコストを抑えて点変異ゲノム編集培養細胞を作製
- VIKING法で倍数化したゲノムの複数アリルをゲノム編集
- PAM配列や変異導入位置の制限なく点変異の導入設計が可能
- 細胞株を送るだけでゲノム編集細胞がお手元に、面倒な作業をすべて委託
- CRISPR/Cas9ライセンスに関し、国内での研究用途について安心してご利用可能
VIKING法により、ゲノム上の標的遺伝子のコーディング領域に、薬剤耐性遺伝子などのマーカーと点変異を導入した標的遺伝子配列を含むドナーべクターを挿入した培養細胞を作製します。多くの場合、もう片方の対立遺伝子では、数塩基のランダムな塩基の欠損や挿入(indel)が導入されます。これにより、フレームシフト変異によって内在性の標的遺伝子が機能欠損(ノックアウト)され、かつ同時に特定の1~数塩基を置換した標的遺伝子配列がゲノム中にノックインされた培養細胞の作製が期待できます。
オプション
- 各種解析
・FACS
・Western Blot
・RT-qPCR
- 品質チェック
・細胞増殖性試験(MTT等)
・細胞毒性試験(WST8、LDH等)
・アポトーシス確認試験(カスパーゼ活性測定・FACS等)
・マイコプラズマ汚染簡易試験