花市電子顕微鏡技術研究所 / 花市電子顕微鏡技術研究所 ID: J01184

電子顕微鏡解析(SEM / TEM) ID: J01184

電子顕微鏡のスペシャリストとして、経験豊富な技術者が高度な解析もスピーディーに対応します。

サービスについて

概要

長年の実績と経験で、解析事例数No.1!

電子顕微鏡解析には、試料の前処理とその観察・解析には熟練を要します。
花市電子顕微鏡技術研究所では、透過型電子顕微鏡(TEM)、走査型電子顕微鏡(SEM)、および試料作製関連の周辺装置を備え、数々の解析経験に基づき金属・高分子材料からラットやマウスなどの生体組織・植物・食品などの含水物まで、あらゆる試料の観察・解析を“スピーディー・ローコスト・ハイクオリティー”で行っております。
試料作製から試料観察・解析までのどの段階からでも受託いたしますので、無駄な手間や時間はかかりません。
TEMやSEMなどの電顕をお持ちの場合は、試料作製(固定、脱水、包埋、超薄切、電子染色、カーボン蒸着、分散、ネガティブ染色などの各工程)のみもお受けいたします。

また衛生検査所として登録しており、臨床検査検体の病理組織検査(電顕法)が受託できる数少ない会社です。
さらに、近年需要が増しております再生医療やバイオ医薬品などのウイスル安全性試験(TEM法)が行なえる国内唯一の会社であり、先端研究開発・厳格な品質管理などに対応できる管理体制を整え、信頼性の高い解析データを提供しております。

また、複数の分析会社と業務提携し、ノウハウを共有しながらFIBやCP加工、クライオ電子顕微鏡による材料試料解析など各種分析手法にも対応しております。

解析事例

【生物】細胞、細菌類などの生物試料
【腎臓糸球体の広視野観察】×1,000 TEM
腎臓は血液から尿を産生する臓器である。この図の中央に血液から尿を濾過する球状の糸球体があり、その周りに濾過液から必要な成分を再吸収尿細管がある。
【ネガティブ染色法によるトリアデノウイルスの観察】×100,000 TEM
アデノウイルスは、風邪の主要病原ウイルスと言われ、直径約80nmの球状粒子である。ネガティブ染色法により、表面のスパイクが観察できる。
【カビ】×2,000
菌糸と胞子からなるカビ。胞子が取れ易く試料作製は慎重を要する。
【角膜上皮(断面)】×1,500
TEMで断面観察することで角膜上皮細胞から内皮まで観察が可能。高倍で観察することで細胞接着状態なども観察できる。
【酵母】×1,500
酵母は固定されにくく観察が難しい。内部には様々な小器官があり酵母の状態により観察できる器官が異なることもある。
【神経組織】×3,000
ミエリン構造、シナプスといった独特の構造を持った器官が存在し、部位によって色々な画像が得られる。
【材料】半導体・セラミックなどの材料試料
【超伝導金属】×3,000,000 TEM
Y、Ba、Cu、O Powderを振りかけ方式でカーボン支持膜の上に分散、粒子の縁の部分を拡大したものである。 この金属では結晶の重なりや結晶粒界のため、結晶格子が複雑に交錯している。左上の電子線回折パターンからは結晶形や結晶方位などを知ることができ、TEM像と合わせて試料の詳細な構造解析ができる。
【カーボンナノチューブの高分解能観察】×300,000 TEM
電子顕微鏡によって発見されたCNTは、現在、色々な性質を秘めているのではないかと期待され、さらなる利用価値を探して世界中で研究が進められている。単層、または複層などの構造解析を透過型電子顕微鏡で直接観察できる。
【ネガティブ染色法によるリポソーム多層構造の観察】×200,000 TEM
疎水性と親水性の両方の性質を持つ、脂質二層、または多層構造の球状粒子で、医薬品や化粧品など多くの製品に用いられている。染色条件を検討することによってネガティブ染色法で、層構造が観察できる。
【ポリマー粒子】×10,000
切片化することで表面の金属薄膜の状態が把握できる。硬さが異なるため薄切は容易ではない。
【レンズ断面】×15,000
プラスチックレンズを切片化しTEMで観察した。表面の保護膜(金属)の厚みや内部の積層状態が観察できる。

ご依頼の流れ

  1. 依頼書のご記入
    解析(見積)依頼書は、下記「ご注文に関して」よりダウンロードしてご利用ください。
    サービス基本約款も事前にご確認ください。
  2. 依頼書のご送付
    検体・試料の送付前に依頼書をお送りください。
    ご依頼内容(種類、目的、注意事項など)を確認させていただき、解析方法を検討し、概算の見積りをいたします。
    生物試料など必要に応じて固定液を送付します。
  3. 検体の送付
    * 生物試料など必要に応じて固定液を事前に花市電子顕微鏡技術研究所より送付します。
     依頼書原本を添えて、検体・試料を花市電子顕微鏡技術研究所へお送りください。
     (検体の送付先住所については、ご依頼時にご案内いたします。)

    【梱包について】
    破損、漏洩がないように梱包してください。生物試料などはできるだけ冷蔵便でお送りください。
    季節により凍結する事案が発生しておりますので、冷媒の入れ方にご注意ください。
    凍結した場合は検体・試料の差し替えとなる可能性がありますのでご承知置きください。
    * 検体・試料が到着次第、直ちに解析作業の着手が必要な場合、検体・試料送付日と解析作業日程を必ず事前にご相談ください。
  4. 受付のご案内
    検体・試料を受付、確認させていただいた後、おおよその納期をご案内します。
  5. 解析作業開始
    経験豊富な技術スタッフが作業を行います。
  6. 解析・撮影報告書の納品
    試料作製法などを記載した解析報告書、電顕画像を印刷した撮影報告書を納品させていただきます。
    画像については電子データの場合、メール納品も可能ですのでお申し付けください。
    * メール納品の場合、印刷画像はございません。
  7. 受託分析の終了と、今後のご相談
    報告書をご確認いただき、内容についてのご質問、追加作業のご相談などお気軽にご連絡ください。
    必要に応じ追加解析のご提案もいたします。

ご注文に関して

以下のファイルをご利用の上、お問い合わせフォーム からご送付ください。

参考価格・納期

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