RayBiotech / コスモ・バイオ ID: J00559

エピトープマッピング解析受託サービス ID: J00559

サービスについて

概要

エピトープマッピングは抗原上の抗体結合部位を同定するための手法ですが、受容体とリガンドのようなタンパク質間の相互作用解析にも使用されます。特異的な抗原結合領域や抗体のエピトープを決定することは抗体ベースの試験だけでなく、診断アプリケーション、ワクチン開発、タンパク質相互作用の解析、自己免疫疾患の研究等に有用です。

本サービスでは、お客様のご要望により重複ポリペプチド合成をデザインして合成します。このポリペプチドをネガティブコントロール(関連のないランダムペプチド)やポジティブコントロール(全長タンパク質)と共にガラススライド上に三重にアレイします。アレイをブロッキング後、重複ペプチドアレイに標的蛋白に対する一次抗体、ビオチン標識二次抗体を順次添加してインキュベートします。ウォシュ作業後にエピトープに結合した抗体を蛍光Cy3結合ストレプトアビジンによって検出します。各ペプチドスポットの蛍光はレーザースキャナーでキャプチャーし、強いシグナルを放つ陽性ペプチドを独自のソフトウェアで更に解析します(fig.1)。

特長

  • 包括的なサービスパッケージ
    タンパク質の配列と抗体又は抗血清をご送付頂ければ、アレイ試験の結果、ポジティブエピトープの配列等を掲載したレポートを納品。
  • ハイスループットスクリーニング
    数百~数千の重複エピトープを一度のアレイで同時にスクリーニング可能。
  • カスタマイズ可能
    ニーズに応じてどのようなペプチドアレイにも対応可能。
  • サンプル消費が少ない
    一度のアレイに数十μLの抗体のみ使用。
  • 迅速
    通常のアレイはデータ取得まで6時間。
  • 高感度
    ビオチン-ストレプトアビジンと蛍光検出を組み合わせ高感度にエピトープシグナルを測定可能。
  • 検出ダイナミックレンジが大きい
    Cy3蛍光シグナルにより広い検出レンジを実現。

サービス内容

高密度ペプチドアレイは数百から数千の重複したペプチドを同時にスクリーニングできる効率的な手法です。
RayBiotech社の経験豊富な技術者がお客様の実験をデザインし、ペプチドアレイや解析をサポートします。

  1. 重複ペプチドのデザイン
    重複エピトープのデザインには多くの手法があります。(fig.2)の例をご参照下さい。
  2. ペプチド合成
    RayBioteh社はμg~mgオーダーの高純度(>95%)、脱塩ポリペプチドを提供します。
  3. アレイプリンティング
    RayBioteh社の最新鋭アレイヤーを用いてガラススライドにポリペプチドをプリントします。ペプチドライブラリーサイズにより 2、4、6、8、16アレイ / スライドをご提供します。
  4. アレイ試験サービス
    お客様の抗体や標的タンパク質を用いてペプチドアレイ試験を実施します。またご要望に応じてアレイキットを納品することも可能です。
  5. データ解析
    アレイをスキャンして蛍光強度の検出、ノーマライズ、解析を行います。各エピトープへの特異的な結合は独自のソフトウェアにより評価します。
fig.2)エピトープ探索のための代表的な重複ポリペプチドデザイン
20個のアミノ酸からなるタンパク質の場合、合成ペプチド長とオフセット残基数により、重複残基数とペプチドアレイのサイズが決定されます。例えば合成ポリペプチドを10merにすると、2残基のオフセットを持つ6種のポリペプチドか4残基のオフセットを持つ4種のポリペプチドの合成が必要になります。

サンプル必要量

ポジティブコントロールとしての抗原タンパク質は通常0.1~0.5μg必要です。抗血清は10~50μL、精製抗体は20~50μgがアレイ試験に必要です。

ご注文に関して

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参考価格・納期

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