概要
アフコシル化抗体の生産のため、CHOK1-Fut8KO発現プラットフォームを新たに立ち上げました。Biointron社のハイスループット・リコンビナント抗体発現プラットフォームと細胞培養技術との組み合わせ、研究および産業上のニーズに合わせてアフコシル化抗体を迅速に生産することができます。アフコシル化は、antibody-dependent cell-mediated cytotoxicity（ADCC）を著しく高めることが示されており、有効性を高めることにより標的療法の可能性を広げます。
高純度と低エンドトキシンレベル
ノックアウトされたFut8細胞株は、アフコシル化抗体の生産に適用されています。 Fut8は、α-1,6フコシルグリコシド結合の形成を触媒する酵素であり、したがって、アスパラギン酸に結合したN-アセチルグルコサミン部位へのフコースの付加を行います。
フコースフリー宿主細胞CHOK1BN-Fut8KOは、抗体の特性評価と機能検証を行った後、工業生産に使用することができます。一般的なCHOK1BN細胞株と比較して、CHOK1BN-Fut8KOによって産生された抗体は、アフコシル化が達成されるだけでなく、発現量と品質の面でも一貫性が保たれます。
特長
- Fut8遺伝子ノックアウト細胞株
・Fut8遺伝子ノックアウト細胞株を使用します。
・宿主細胞株はフコースが除去されていることを保証します。
- 高収量と高品質
・高純度とエンドトキシンレベルの低い抗体を製造します。
- カスタムサービス
・抗体配列をご提供いただくだけで、抗体発現作業ができます。
・素早い出荷・納品
