概要
TriStar Technology Group LLC は、ワシントンDCに本社を構える2003年創業の生体試料サプライヤーです。腫瘍組織のFFPE検体(ブロック、組織マイクロアレイ)を中心に提供しております。検体採取は、イタリア、ドイツ、英国、フランス、韓国の提携医療機関より入手しており、FFPE検体に加えて臨床情報、がん関連遺伝子変異情報の提供が可能です。
特長
- 腫瘍組織由来FFPE製品に特化
- 臨床情報(追跡情報)、がん遺伝子変異情報が入手可能
- FFPEと血漿・血清のセット品の入手が可能(一部検体)
- 250万個以上のFFPE検体にアクセス可能
- 豊富なFFPE組織マイクロアレイ(TMA)を作成
- TMAを用い、スクリーニング、染色のサービスも提供
- ISO9001認証の品質マネジメントシステムにて運用
FFPEブロックについて
- 発注後に候補検体のHE染色画像の確認、選択が可能
- 疾患関連変異、マーカー陽性などの情報あり
- 境界での浸潤がん存在の有無を選択可能
- がん浸潤リンパ球の評価あり(低、中、高)
- PD-L1陽性の腫瘍および炎症性細胞の割合情報
- 固形がんとstromaのバランスの情報
- フォローアップデータ、変異情報
- 同一ドナー由来のRNA/DNA
* 在庫が流動的であるため事前リスト提供不可となります。
FFPE組織マイクロアレイについて(fig.1)
- メーカーのホームページからカタログ情報を入手可能(ドナー情報は問合せ要)
- がん免疫薬開発のバイオマーカー探索に特化
- 浸潤がん境界部ー腫瘍中心部でのセット採取品あり
- がん浸潤リンパ球評価(低、中、高)の製品あり
- 疾患関連変異、マーカー陽性などの情報あり
- 免疫染色関連データ(CD3, CD4, CD8, CD20, Foxp3, CD137, PD-L1, PD-1など)
提供可能な検体情報一覧
提供可能がん種の例 |
原発性がん |
転移性がん |
再発がん(臨床データ付き) |
標準治療後がん、難治性がん |
検体のデジタル画像 |
提供可能がん組織 |
乳がん ER+ |
胃がん |
非小細胞肺がん |
乳がん HER2+ |
肝臓がん |
卵巣がん |
膀胱がん |
頭頸部がん |
前立腺がん |
TN乳がん |
メラノーマ |
腎臓がん |
大腸がん |
非ホジキンリンパ腫 |
その他 |
原発-転移のセット例 |
標準治療前後の検体 |
TN乳がん |
非小細胞肺がん |
膵がん |
前立腺がん |
非小細胞肺がん |
大腸がん |
大腸がん |
胃がん |
膀胱がん |
乳がん |
胃がん |
メラノーマ |
卵巣がん |
DLBCL |
臨床情報(追跡情報)例 |
基本情報(ID、年齢、性別、人種) |
放射線治療履歴(開始・終了日、用量) |
生物学的療法履歴(開始・終了日、種類、用量) |
ホルモン療法履歴(開始・終了日、種類、用量) |
ネオアジュバンドー化学療法(開始・終了日、種類、サイクル、用量) |
アジュバンド療法(実施の有無) |
化学療法(開始・終了日、種類、用量、サイクル) |
治療停止の有無と理由、最新情報(生存等)、その他 |