エクソソームタンパク質の含有量は、起源となる細胞種によって大きく異なります。一般的なエキソソームにおいては、下記のような表層および内部共通タンパク質の観察やMSデータによる同定が可能です。
HSP、GAPDH、Keratin、Tublin、Actin、Vimentin、Fibulin、Fibronectin、Annexin、Flotillin、Galectinおよびalpha-Enolaseなど
画像データ:David G., et al., “Microvesicles and Viral Infection”, J. Virol, 85(24), 12844-12854 (2011).
特長
- お客様から生体液、細胞培養上清等の試料をご提供いただき、凍結条件(ドライアイス)でメーカーに輸送します。
- 本サービスには、お預かりした試料からエクソソームを精製するステップも含まれます。
- 公共のタンパク質マッピングデータベースに存在するものについて対応可能です。
- 標準的なトリプシン消化を用いてペプチド断片ライブラリーを構築するため、得られたデータはMASCOTソフトウェアに対応しています。
作業内容
- お送りいただいた試料から、ExoQuickを用いてエクソソームを単離する。
- ご要望に応じて、総タンパク質または膜表面タンパク質を単離する。
- ペプチド断片ライブラリーを構築する。
- LC-MS/MS解析を行う。
- データ納品。
500μLのヒト血清から
ExoQuickを用いてエクソソームを単離し、これから得られた総タンパク質をLC-MS/MS解析した。