Repertoire Genesis / 富士フイルム和光純薬 ID: J01077

リアルタイム定量PCR(qPCR)解析 ID: J01077

サービスについて

概要

本品は、サイトカインやCD抗原(細胞表面に存在する分子)などの免疫応答に関連するタンパク質の元となる遺伝子について、リアルタイム定量PCR解析を実施することで、検体中の発現量(コピー数や存在比率)を評価することができます。TCR/BCRレパトア解析と併用することで、免疫応答の性質についてより深い理解が得られます。

[背景]
免疫応答に関連する遺伝子の発現量を評価する方法としてFACS(フローサイトメトリー)解析が昔から使われていますが、多くの細胞数が必要であること、細胞内発現タンパク質について評価することが難しいなど、いくつかの制限がありました。そのような中、タンパク質の発現量とmRNAの発現量は相関することが知られており、また細胞間で発現量が安定している標準遺伝子(ハウスキーピング遺伝子:HKG)を補正値として用いることで、正確に免疫関連遺伝子の活性化(発現量の増加等)を評価できるようになりました。

特長

  • リアルタイム定量PCRを実施し、検体に含まれるさまざまな遺伝子発現量を評価することができます。
  • 検体をお預かりし、Repertoire Genesisにてtotal RNA抽出、cDNA合成、特異的プライマーセットおよびスタンダードサンプルを用いてリアルタイム定量PCRを実施し、データ集計(複数群の場合は群間の統計処理)、報告書を納品致します。
  • ヒトおよびマウスにおいて、一般的な項目(CD3、CD4、CD8、IFNg、TNFa、IL-2、IL-4、IL-5、IL-10等)を揃えております(他の項目につきましてはお問い合わせください)。

[用途例]
  • TCR/BCRレパトア解析とあわせた免疫学的機能解析
    レパトア解析によって、活性化している特異的T細胞を特定した後、さらにそのT細胞集団がどのような免疫学的性質を示しているか調べることができます。例えば炎症部位において細胞性免疫が関与する場合、ソートサンプルを用意しなくても本解析によりCD4やCD8の割合、Th1もしくはTh2型のサイトカインの産生プロファイルを評価することができます。

  • ご希望の遺伝子について発現状況を確認
    マイクロアレイを実施するには検体数が多く、測定したい項目は多くないなど、小回りが利く実験に適しています。評価したい遺伝子情報をお伝え頂き、Repertoire Genesisに検体を発送するだけで、その後の特異的プライマー設計、スタンダードサンプル作成等は、Repertoire Genesisで承ります。

サービス内容

  • 原理:リアルタイム定量PCR(qPCR)解析

    まず検体より抽出したTotal RNAを逆転写酵素によりcDNA合成します。次にmRNAとgDNAと見分けるために複数のエクソンをまたぐ形で設計された対象遺伝子特異的プライマーを用いて、また蛍光を発する試薬(SYBR Green I)をPCR系に加えるインターカレーター法を利用することで、PCR増幅の過程を撮影し、取得された蛍光強度から遺伝子の増幅量を推測します。また、あらかじめ対象遺伝子を精製し濃度が判明しているスタンダードサンプルを同時に解析することで、検体の遺伝子発現量をコピー数として算出することができます(fig.1)。
  • サービスの流れ

    1. お見積もり
      検体種類、検体数、納期をお伺いし、お見積もりを提出します。
    2. ご発注
      お見積もり内容をご確認の上、お客様からご発注のご連絡をいただきます。
    3. 検体発送
      お客様がRepertoire Genesisに検体を発送します。
    4. RNA抽出
      お預かりした検体よりRNAを抽出し、品質チェックを行います。品質に問題がある際はご連絡させて頂く場合がございます。
    5. qPCR解析(*)
      qPCRによって対象とする遺伝子の発現量を評価します。
      * 新規項目につきましては測定系の確立のためお時間を頂く場合がございます。
    6. データ解析
      コピー数の算定と群単位での評価が可能な場合は統計処理も実施致します。
    7. 納品
      データ解析が完了した時点でお客様にご連絡、解析結果を報告書とDVDにて納品いたします。
  • 実施例

    リアルタイム定量PCR(qPCR)解析時に確認される増幅曲線(fig.2)と増幅の特異性を評価するメルトカーブ(fig.3)。プライマーダイマーなどの非特異産物と区別して解析することができる。

    スタンダードサンプルを基準として、検体の遺伝子発現量を算出した場合、表現方法の一例として(fig.4)のようなグラフを作成できる。 複数の群においてある程度のn数をもってqPCR解析を実施することで、統計学的に有意な結果を得ることができる。

ご提供いただくもの

Total RNAが安定化されている検体、抽出済Total RNA

RNAは大変分解されやすいものです。検体は必ずRNA later等のRNA安定化試薬に浸漬保存してください。詳しい検体採取方法につきましては、Repertoire Genesisのホームページより検体採取プロトコールが入手できますので、必ずご参照ください。

納品物

  • 納品書、解析報告書
  • DVD(qPCR解析データ、統計処理データ)

ご注文に関して

お問い合わせフォーム よりお問い合わせください。

参考価格・納期

サービス項目 価格(税抜) 納期
リアルタイム定量PCR(qPCR)解析 お問い合わせ 検体受け取り後1ヶ月

関連サイト