マルチ ICP発光分光分析装置 SPECTRO ARCOS® シリーズ(FHX3X)

ID:K04312

困難な分析を解決するトップグレードのマルチ(多元素同時型)ICP-OES

SPECTRO ARCOS®シリーズ

  • パッシェンルンゲ分光システム
    トリプルマウントのパッシェンルンゲ光学方式は、従来のエシェル分光器と比較して広い波長範囲において高分解能です(8.5pm@130~340nm、15pm@>340nm)。中間の光学素子を用いないシンプルな構造なので光の減衰や迷光を最小限に抑えます。VUV(真空紫外)領域を含む、波長範囲130nm~770nmの分析が可能です。複数のCMOS検出器をローランド円上に連続的に並べることで、分光された全波長を同時検出します。VUVを活用することで分析のフレキシビリティが向上。VUVに最も高感度な波長を有するハロゲン(Cl、Br、I)の分析が可能です。

  • “マルチ・ビュー”プラズマ測光(オプション)
    “マルチ・ビュー”(MV)によって、完全なアキシャル(EOP)、そして完全なラジアル測光(SOP)、デュアル・サイド-オン・インターフェース(DSOI)が一台の装置で得ることができるようになりました。
    マルチ・ビューのメカニズムは、これまでアキシャルとラジアルを一台で測定するために当たり前に使用されていたペリスコープ(潜望鏡)を使用しません。ユーザーは、簡単にラジアルの装置をアキシャルの装置へ切り替えることができ、その逆もできます。作業は数分で可能です!

  • 3種類のプラズマ測光インターフェイス
    アプリケーションや使用目的に応じて、3種類のプラズマ測光インターフェイスから選択が可能です。(SOP、DSOI、EOP)

  • さらに安定性を向上させたLDMOS
    ARCOSの27.12MHzのLDMOS高周波電源は、パワフルで長時間の安定性に優れています。「LDMOS高周波電源の安定性」のグラフが示すように、プラズマ点灯後、約10分で十分な安定性を確保できるクイックスタートが可能です(アプリケーションによります)。

  • UV plus システム
    アルゴンガス消費を最小限に抑えランニングコストを大幅に削減することができます。(UV plus システム)。

  • 循環冷却水システムが不要
    面倒な水交換や故障につながる恐れのある結露、そして余分な電気料金も不要です。

仕様

シリーズ SPECTRO ARCOS® シリーズ
本体のサイズ
(W)x(D)x(H)mm
1,582×756×1,068
重さ 約240kg
電源 単相230V AC±10% 50/60Hz
回路:LDMOS(横方向拡散MOSパワー半導体) 周波数:27.12MHz 出力:0.5~2.0kW
分光器 タイプ 多元素同時(マルチ):ポリクロメーター
マウント方式 トリプル・パッシェンルンゲ
波長範囲 130~770nm
UVシステム
(200nm以下の測定システム)
UV-PLUS(連続ガスパージ不要)
焦点距離 750mm
回折格子 3,600本/mm 2式  1,800本/mm 1式
次光 1次光(全波長範囲)
検出器 リニアCMOSアレイ
希望小売価格
(税抜)
20,800,000円~
(税込 22,880,000円~)