今までのテクノロジーから考え方を一変する新しい技術を搭載しています
ZenoTOF 7600 / 7600+ System
<ZenoTOF 7600 システム>
革新的な独自技術、Zeno trap pulsingと運動エネルギー調整可能なEAD(Electron Activated Dissociation:電子励起解離)により、定性能力 / 定量能力が飛躍的に向上しました。これまで解析が困難であった有機化合物に対して全く新しい構造情報をもたらします。
- 多様な化合物の構造推定が可能に(EAD:電子励起解離)
電子エネルギーが調整可能なEADセルで、低分子化合物からタンパク質まで、解析に必要なフラグメントイオンを取得可能です。
- 感度が従来より5~20倍以上(Zeno trap pulsing)
Zeno trapの使用で、MS/MSデューティーサイクルを向上し、90%以上のTOFへのイオン注入が可能です。
■関連製品■
ZenoTOF 7600 システムを搭載したEcho® MS+システム
<ZenoTOF 7600+ システム>
最先端のZT Scan DIAデータ取得が可能
- ZT Scan DIA
データ非依存型データ取得法の最新進化形であり、DDA、DIA、ターゲットアプローチを単一ワークフロー内で複合的に組み合わせた唯一のシステムです。科学者は従来のウィンドウ型のDIAと比較して、サブナノグラムレベルで定量可能なタンパク質グループを最大125%多く検出することができます。
- 電子励起解離(EAD)
調整可能なフラグメンテーションを提供し、すべての分子タイプの分析能力をさらに拡張します。
- 最大640Hzのスキャン速度
SCIEXの精密質量装置で最速を誇り、大型の定量パネルの範囲をさらに広げます。
- Q1四重極次元のスキャンと共にMS/MSスキャンによるマッピング
データの新次元を露出させ、異性体ペプチドの区別および翻訳後修飾(PTM)の局在化の信頼性と正確性をさらに高めます。