分離能の高いLC-MS/MS分析を用いて、組織,細胞 等から網羅的にタンパク質を同定します。

サービスについて

概要

組織・細胞や培養上清などから抽出した粗精製タンパク質画分を質量分析計を用いて、網羅的にタンパク質を同定する分析方法です。 組織、細胞や培養上清に含まれるタンパク質について、一度の分析で網羅的に「顔ぶれ」を見たい場合や、タンパク質複合体のコンポーネントを網羅的に見たい場合などにご活用いただけます。目安として、一度の解析で、数100~2,000程度のタンパク質が同定できます。(fig.1

サービス内容

  • サンプル前処理
    ・組織等からのタンパク質抽出・精製
    ・サンプルQC (タンパク質定量・SDS-PAGE)
    ・酵素消化・精製
  • LC-MS/MS分析
    質量分析計: Orbitrap Exploris 480 (Thermo Fisher Scientific)
    HPLC : Vanquish Neo (Thermo Fisher Scientific)
  • データ解析
    同定タンパク質リスト

  • サンプルについて

    • 必要サンプル量
      タンパク質10μg以上
    • 推奨サンプル形態
      組織、細胞、血清、培養上清、抽出液
      * 抽出液の場合、溶液量は数百μL以内でご提供ください。
      * 組織片の場合、数mm角程度、培養細胞の場合は細胞数 106個程度を目安にご準備ください。 抽出から行います。

    リスク

    メジャーなタンパク質に混在する微量タンパク質まで検出したい、という目的には適しておりません。
    (ショットガン分析はメジャーなタンパク質の同定をスクリーニング的に行う場合に有効な手段となります。)
    スクリーニング的な手法であるため、混在している全てのタンパク質の同定をすることはできません。
    例えば100個のタンパク質が同定された場合、実際には200個含まれているサンプルで100個同定できたのか、あるいは100個中の100個全てを同定できたのかを判別することはできません。
    同定されたタンパク質が電気泳動上のどのバンドに相当するかまでは判断することはできません。

    ご注文に関して

    お問い合わせフォーム よりお問い合わせください。

    製品カタログ・リーフレット

    参考価格・納期

    サービス項目 価格(税抜) 納期
    LC-MS/MSによるショットガン解析 ¥220,000 サンプルをお受け取りした日から1.5~2ヶ月程度

    関連サイト