ID: J00162
ID: J00162
タカラバイオ / タカラバイオ
安定発現細胞株作製・哺乳動物細胞実験
セルベースアッセイなどの基本ツールの構築に!
カテゴリ
細胞解析・作製・培養 > 細胞作製 > 安定発現細胞株作製・哺乳動物細胞作製
遺伝子工学 > 組換ベクター・ウイルス作製 > 各種組換えウイルスベクター作製
遺伝子工学 > 組換ベクター・ウイルス作製 > レンチウイルスベクター作製
細胞解析・作製・培養 > 機能評価・細胞培養・細胞解析 > 遺伝子導入サービス
動物実験 > 遺伝子改変動物作製 > 遺伝子改変動物作製(ノックアウト・ノックイン・トランスジェニック・スピードコンジェニック・病態可視化・ジーンターゲティング動物作製)
サービスについて
特長
- お客様の細胞に目的遺伝子を恒常的に発現
- 任意のプロモーターを挿入可能!発現ユニットのマルチ挿入による高発現株作製に
- 哺乳動物細胞を用いた各種アッセイについてもサポート
概要
お客様から提供いただく任意の哺乳動物細胞(CHO、HEK293など)にDNAトランスフェクション法により目的遺伝子を導入し、薬剤選択により遺伝子安定発現細胞株(stable clone)を取得します。目的遺伝子について、タグやシグナルの付加、レポータータンパク質との共発現など、実験に適したプラスミドの構築からご相談させていただきます。その他、レトロウイルスベクター、レンチウイルスベクターによる遺伝子導入を用いた安定発現細胞株作製も承ります。また、哺乳動物細胞を用いた各種実験など、お客様の研究目的に応じてご要望を承ります。(fig.1)
サービス内容
作業は、相談のうえ、ご希望に沿った形で提案させていただきます。- DNAトランスフェクション法による遺伝子安定発現細胞株 (stable clone) の作製
標準作業は(fig.2)のとおりです。
・遺伝子の一過性発現を確認してから安定発現細胞株作製に進むことができます。
・ウェスタンブロット解析やFCM解析での発現確認をご希望の場合には、一次抗体およびポジティブコントロールタンパク質 / 細胞を
ご提供いただきます。
・レトロウイルスベクター、レンチウイルスベクター感染による遺伝子導入も別途承ります。 - 遺伝子増幅発現系(dhfr)での安定発現細胞株作製
CHO/dhfr(-) 細胞において作製します。遺伝子増幅を行わない系に比べて、1オーダー以上高いタンパク質発現量が期待できます。タンパク質取得を目的とされる場合に、ご検討ください。 - 哺乳動物細胞を用いた各種アッセイなど
・細胞の薬剤処理による目的遺伝子の発現検討
・細胞増殖アッセイ
・ヒト間葉系幹細胞(MSC)の分化誘導試験(定性)
ヒト間葉系幹細胞(MSC)から中胚葉系の脂肪・骨芽・軟骨細胞へ分化誘導後、各染色法により、画像から定性的に分化状態を評価します。
MSCから各細胞への分化誘導法および染色法は下記になります。(fig.3)
脂肪細胞分化培地2(製品コード C-28016)により脂肪細胞へ分化誘導した細胞をOil Red O染色により評価
軟骨細胞分化培地(製品コード C-28012)により軟骨細胞へ分化誘導した細胞をAlcian Blue染色により評価
骨芽細胞分化培地(製品コード C-28013)により骨芽細胞へ分化誘導した細胞をAlizarin Red S染色により評価
・ヒト間葉系幹細胞(MSC)のフローサイトメトリー解析
フローサイトメトリー解析により、ヒトMSCマーカーであるCD73、CD90、CD105等の発現解析を行います。(fig.4)
・ヒト間葉系幹細胞(MSC)のコロニー形成試験
MSCコロニー数およびコロニー面積について、画像解析ソフトを用いて定量的に評価します。(fig.5)
・マルチプレックス分析
Bio-Rad社Bio-Plex 200システムを用いて、少量の血清や培養上清から最大100項目の生体分子を同時に測定します。
ご希望により信頼性保証体制のもと、分析を行うことも可能です。
[オプションサービス]
- プラスミドDNA調製
- 安定発現細胞株の大量培養
- DNAトランスフェクションによる一過性タンパク質発現培養
納品物
- 作業報告書
- DNAトランスフェクション法による安定発現細胞株作製受託の場合は、標準として安定発現細胞株5クローンの凍結細胞
- ウイルスベクター法による安定発現細胞株作製受託の場合は、薬剤耐性Pool細胞株の凍結細胞
受入サンプル
- 標的細胞株、培地類
- 薬剤耐性遺伝子搭載の目的遺伝子発現プラスミドDNA など
ご注文に関して
お問い合わせフォーム よりお問い合わせください。
参考価格・納期
サービス項目 | 参考価格(税抜) | 参考納期 | |
---|---|---|---|
遺伝子安定発現細胞株の作製 | |||
DNAトランスフェクション法(*1) | ¥3,370,000~ | 1件あたり | 約4ヶ月 |
レトロウイルスベクター法(*2) | ¥2,700,000~ | 1件あたり | 約2.5~3ヶ月 |
レンチウイルスベクター法(*2) | ¥2,700,000~ | 1件あたり | 約2.5~3ヶ月 |
(プラスミドDNA構築・調製) | 別途ご相談 | ||
(薬剤耐性濃度検討) | 別途ご相談 | ||
(シングルセルクローニング検討) | 別途ご相談 | ||
(遺伝子導入条件検討) | 別途ご相談 | ||
(クローニング・ストック調製) | 別途ご相談 | ||
(FCM解析) | 別途ご相談 | ||
(哺乳動物細胞を用いた各種アッセイなど) | 別途ご相談 |
*1 基本価格に含まれる作業:
細胞セットアップ(受入試験)、予備検討、本導入(プール細胞作製)、一過性発現確認(リアルタイムPCR)、クローニング(~30クローン)、一時ストック調製、リアルタイムPCRでの発現確認(簡易)、納品クローン調製(最大5クローン)
*2 基本価格に含まれる作業:
細胞セットアップ(受入試験)、予備検討、ウイルスベクターの作製、薬剤選択による安定株作製(Pool)、Pool細胞の発現確認(リアルタイムPCR)
* 価格・納期は手法や細胞によって異なりますので、別途ご相談ください。
関連サイト
- ※価格及び、サービスの仕様・内容などにつきまして、予告なしに変更されることがあります。
- ※表示している参考価格は消費税等は含まれておりません。
- ※受託サービスは、すべて研究目的として作業を行います。その他の目的(医療品・食品の製造・品質管理や医療診断など)には使用しないで下さい。
- ※納期は参考納期です。諸事情により、前後する場合がございます。納期の詳細については個別にお問い合わせください。
- ※会社名・サービス名などは、各社の商標・登録商標です。
- ※納品物によっては、その構成物(例えば、ベクター、蛍光色素など)の使用に制限がある場合があります。
- ※ヒト臨床サンプルの場合はインフォームドコンセントを得ていることをご確認ください。
ヒト由来のサンプルの場合、ご所属の組織の倫理委員会などで承認が得られたものが受領されます。 - ※人間への感染性が疑われるサンプルに関しては、お受けできない可能性がございます。
- ※サンプルの保管および返却を行っていない場合があります。お客様より提供いただいたサンプルおよび解析データ等は、業務終了後、廃棄される場合がございます。