バイオ実験スタートアップ
実験機別ガイド
ELISA
ELISAとは、ELISA法は、試料溶液中に含まれる目的の抗原あるいは抗体を、特異抗体あるいは抗原で捕捉するとともに、酵素反応を利用して検出・定量する方法です。
ELISAの流れ(吸光・蛍光・発光の中で吸光測定を説明)
ELISAの流れ(吸光・蛍光・発光の中で吸光測定を説明)

直接法(Direct assay)

マイクロプレートに目的タンパク質(あるいは目的抗体)を固相化し、酵素標識した目的タンパク質に対する抗体(あるいは目的抗体が特異結合する抗原)を反応させ、洗浄後、マイクロプレートに残る酵素活性を検出します。

MBL社HPより:https://ruo.mbl.co.jp/bio/support/method/elisa.html

間接法(Indirect assay)

マイクロプレートに目的タンパク質を固相化し、目的タンパク質に対する抗体、続けてその抗体に対する酵素標識された二次抗体を反応させ、洗浄後、マイクロプレートに残る酵素活性を検出します。
直接法に比べて間接法は反応工程が多く必要になりますが、二次抗体(標識抗体)を市販品として購入することができるため、標識作業が不要になります。

MBL社HPより:https://ruo.mbl.co.jp/bio/support/method/elisa.html

サンドイッチ法(Sandwich assay)

マイクロプレートに目的タンパク質に対する抗体を固相化し、目的タンパク質を反応させます。
続いて酵素標識した目的タンパク質に対する別の抗体を反応させ、洗浄後、マイクロプレートに残る酵素活性を検出します。
この時、固相化した抗体(橙)と酵素標識抗体(緑)の抗原認識部位は異なっている必要があります。

MBL社HPより:https://ruo.mbl.co.jp/bio/support/method/elisa.html

競合法(Competitive assay)

マイクロプレートに目的タンパク質に対する抗体を固相化し、目的タンパク質および濃度があらかじめ分かっている酵素標識抗原を、同一マイクロプレート内で同時に反応させます。反応後、マイクロプレートに残る酵素活性を検出します。
試料中に含まれる抗原が多い場合は、抗体と結合できる酵素標識抗原が減少し、発色が弱くなります。
逆に試料中の抗原が少ない場合は、抗体と結合できる酵素標識抗原が増加し、発色が強くなるので、試料中の抗原と吸光度の関係は右上のグラフのようになります。

MBL社HPより:https://ruo.mbl.co.jp/bio/support/method/elisa.html
固相化
ブロッキング
抗体/抗原反応
洗浄
基質反応
検出
ウェル表面に目的タンパク質を吸着させます。
既に固相化されている製品もある。その場合、このステップは必要ない。

ELISA用ウェルプレート プレートシール 目的タンパク質サンプル

固相化

ウェル表面に検出抗体が非特異的に結合することを防ぐために、無関係なタンパク質で覆います。
プレートが完全にブロッキングされると、非特異的シグナルが低減するためアッセイ感度が向上します。
既に固相化・ブロッキングされている製品もある。その場合、このステップは必要ない。

ブロッキングバッファー プレートシール
■関連カテゴリ
抗体・抗原反応(直接法)

酵素標識された目的タンパク質に対する抗体(あるいは目的抗体が得意結合する抗原)を添加する。

標識抗体 プレートシール


一次抗体反応(間接法)
目的タンパク質に特異的な非標識一次抗体を添加する。

非標識一次抗体 プレートシール


二次抗体反応(間接法)
一次抗体に特異的な酵素標識された二次抗体を添加する。

標識二次抗体 プレートシール


抗原反応(サンドイッチ法)
目的タンパク質を含むサンプルを添加し、固相化抗体とサンプル内の目的タンパク質を結合させる。

目的タンパク質を含むサンプル


抗体反応(サンドイッチ法)
固相化抗体と同一目的タンパク質の別部位に結合する標識抗体を添加させる。

標識抗体


競合抗原反応(競合法)
目的タンパク質を含むサンプルと標識標準抗原を添加する。

標識標準抗原 目的タンパク質を含むサンプル

■関連カテゴリ
結合していない余分な試薬や血清成分を分離するため、バッファーでウェルを洗浄する。
洗浄は各工程毎に実施する。

洗浄バッファー
■関連カテゴリ
標識した酵素の基質を添加する。
短時間のインキュベーション後、反応停止液を添加する。

HRP用基質・発色剤・Stop Solution ALP用基質・発色剤・Stop Solution
■関連カテゴリ
プレートリーダーで測定する。

※検出方法には吸光・蛍光・発光があり、吸光度測定が最もよく利用される。
■関連カテゴリ
#
トップへ