安評センター / 安評センター ID: J00992

スピードコンジェニックサービス ID: J00992

サービスについて

概要

遺伝子改変マウスを作製した系統(ドナー系統)から目的に応じた別のコンジェニック系統(レシピエント系統)に遺伝的背景を変えるためには、戻し交配(バッククロス)を行う必要があります。これは、通常の交配では3~5年/10世代以上の長期間がかかるものとなります。
スピードコンジェニックでは、各世代において、全染色体に約20cMごとに設定したマイクロサテライトマーカーの解析により、レシピエント系統へのホモ置換率を判定します。最もホモ置換率の高い(レシピエント系統への置換が進んでいる)個体を選択し、次世代の作出に使用することで、バッククロスをおよそ1.5年/5~6世代に短縮することができます。(fig.1
Visscher P.M., Genet. Res. Camb.74, 81-85 (1999) による。
スピードコンジェニックは、各世代20匹のオスから最も置換率の高い個体を次世代作製に使った場合を想定。置換率はシミュレーションによるもので、実際の結果とは異なる場合があります。

特長

  • およそ1.5年でコンジェニック系統を樹立
  • 129、BALB/c、CBA、DBAとC57BL/6について、マイクロサテライトマーカーを設定
  • マイクロサテライトマーカー解析のみの受託も可能

ご注文に関して

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参考価格・納期

サービス項目 価格(税抜) 納期
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価格はマーカー数、解析匹数によって変動いたします。お問い合わせください。
当社での体外受精による増産と組み合わせたバッククロスをご提案いたします。お客様で交配していただいたマウスのマイクロサテライトマーカー解析のみも承ります。
マイクロサテライトマーカー解析済みのマウスから次世代を作製した場合、次世代ではドナー系統とレシピエント系統がヘテロで残存しているマーカーのみの解析となります。

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