サーモフィッシャーサイエンティフィック / サーモフィッシャーサイエンティフィック ID: J00837

バキュロウイルス発現 / Bac-to-Bacシステム ID: J00837

バキュロウイルス発現 / Bac-to-Bacシステム

サービスについて

概要

サーモフィッシャーサイエンティフィック社のBac-to-Bac Baculovirus Expression Systemは昆虫細胞での相同組換えではなく、大腸菌での部位特異的転位による組換えバキュロウィルス作製に依存するため、従来法と比べてより速く簡単にバキュロウィルスを作製できます。サーモフィッシャーサイエンティフィック社では、このシステムを使用したバキュロウィルス作製サービスを提供しています。

特長

  • バキュロウイルス・昆虫細胞の発現系は、高等真核生物由来のタンパク質の高発現に最適です。また100kDa以上の比較的大きな分子量でも発現可能です。複数ウイルスを共感染させてタンパク質複合体を発現させることもできます。
  • ベクター構築からタンパク質発現・精製まで、一貫してサポートします。
  • サーモフィッシャーサイエンティフィック社のヒトタンパク質マイクロアレイ上には約9,000種以上のタンパク質が存在しますが、その大半のタンパク質をバキュロウイルス・昆虫細胞の系で発現・精製しています。

基本作業・期間

1. バキュロウィルス作製InvitrogenTM Bac-to-BacTM システムにより、バクミドを調製します。 ExpiFectamine Sf Transfection Reagent試薬により昆虫細胞へトランスフェクションし、バキュロウイルスを作製します。 4週間
2. 発現至適条件検討 Sf9へバキュロウィルスを感染させ、培養時間、ウイルス量を小スケールで検討します。最大27条件を検討します。目的タンパク質の発現をウェスタンブロットにより確認し、最適な条件を探します。 2~3週間
3. 大量培養 発現至適条件検討の結果を基に大量培養を行います。細胞ペレットまたは培養上清を回収します。 2週間
4. タンパク質精製 ご指定の精製条件にて精製を行います。 お問い合わせ
* 上記は一例です。
* 発現クローンの構築、精製条件の検討も別途承っております。詳細に関しましては、お問い合わせください。
* 糖鎖などの翻訳後の修飾も行われると考えられますが、ヒトの翻訳後修飾とは異なる可能性があります。
  またプロテアーゼ活性が強いことがあるため、注意が必要です。

ご提供いただくもの

  • 昆虫細胞用発現クローンおよび情報
  • Western blot用抗体

納品物

  • 培養上清(又は細胞ペレット)

ご注文に関して

以下のファイルをご利用の上、お問い合わせフォーム からご送付ください。

参考価格・納期

サービス項目 価格(税抜) 納期
バキュロウイルス発現 / Bac-to-Bac システム お問い合わせ お問い合わせ

【参考価格】ウイルス作製:¥270,000(税抜)
      小スケール検討:¥530,000(税抜)
      大量培養:250mL ¥200,000(税抜)

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