概要
Invitrogen
™ Gateway
™ クローニングの受託を提供しているのはInvitrogenだけ!
(* 他社に受託を発注する場合はライセンスを所有しているか確認してください。)
基本となるエントリークローンから、Gatewayクローニングシステムを用いて目的遺伝子を方向性とリーディングフレームを維持したまま目的に合わせた多種類の発現クローンを作製します。
サービス内容
- エントリークローン作製
attB配列を付加した目的遺伝子のPCR産物を、Gateway BP反応によりエントリーベクター(pDONR221またはpDONR/Zeo)にクローニングし、エントリークローンを作製します。
- 発現クローン作製
エントリーベクターにクローニングされている目的遺伝子を、Gateway LR反応によりご指定いただいたデスティネーションベクターにクローニングし、発現クローンを作製します。
Gateway Technology
Gatewayクローニングシステム:部位特異的組換え反応をin vitroで行うことを可能にすることで、組換え配列(att配列)を組み込んだベクター間での挿入遺伝子断片の移し変えを簡便、迅速(組換え酵素:クロネースによる25℃、1時間の反応)に行えるようにしたシステム。基本となるエントリークローンから、目的に合わせた多種類の発現クローンを作製できる。(
fig.1)(
fig.2)
基本作業・期間
目的遺伝子 の増幅 | プライマー設計及び合成 | attB配列及びご指定いただいた配列を付加したプライマーを合成し、PCRを実施します。 | 1週間 |
PCR |
クローニング | 増幅産物の精製 | PCR産物の精製後、ご指定いただいたエントリーベクターへGateway BP反応によりクローニングします。 | 2週間 |
BP反応 |
大腸菌形質転換 | PCRまたは制限酵素処理により、得られたクローンのインサートの長さを確認します。 |
インサートチェック |
組換え部位の配列確認 | ベクター側からインサートの方向へ1反応ずつ(両末端)の配列解析を行い、クローニングの成否を確認します。 |
配列解析 | インサート全長配列解析 | 目的の遺伝子配列と完全に一致しているかを確認します。 | 2週間 |
オプショナルサービス
発現ベクターへのクローニング | インサート全DNA配列が確認されたエントリークローンとご指定いただいたデスティネーションベクターで、Gateway LR反応を行います。 | 2週間 |
PCRまたは制限酵素処理により、得られたクローンのインサートの長さを確認します。 |
ベクター側からインサートの方向へ1反応ずつ(両末端)の配列解析を行い、クローニングの成否を確認します。 |
- 目的に合うデスティネーションベクターが存在しない場合、お手持ちのベクターをGateway対応ベクターに改変し(別料金)、お使いいただくことが可能です。(Gatewayベクターコンバージョンサービス参照)
- 長鎖(5kb以上)のクローニングをご希望の場合は、サーモフィッシャーサイエンティフィック独自の技術によりお受けいたしますのでお問い合わせ下さい。