概要
グライコブロッティング法とは(fig.1)
化学選択的な糖鎖捕捉反応に基づいて、生体試料由来糖鎖の網羅的かつ定量的なプロファイル取得を大幅に高速化する技術です。
アミノオキシ基またはヒドラジド基を有するビーズで糖鎖だけを捕捉し、ビーズ上でメチル化、ラベル交換反応を行うことで、迅速な糖鎖解析を可能とします。
本サービスは、医化学創薬株式会社との業務提携により提供します。
特長
- グライコブロッティング法を用いることで、迅速な糖鎖解析が可能です。
- 培養細胞、体組織などから定量的な糖鎖解析ができます。
こんな人にオススメ
- 血清や血漿などに含まれる糖鎖を網羅的に調べ、疾患関連バイオマーカーを探索したい。
- 発生段階や病態、薬剤処理の前後などによって変動する糖鎖マーカーを探索したい。
サービス内容
- 装置
糖鎖自動前処理装置:SweetBlot®(システム・インスツルメンツ株式会社)
質量分析計:5800 MALDI TOFTOF TMシステム(株式会社エービー・サイエックス)
- 解析例:(fig.2)
ヒト血清N型糖鎖プロファイル(Molecular Cellular Proteomics 7:370-377,2008)
[リスク]
充分なサンプル量があっても全く未知の糖で構成されている糖鎖である場合は、MSで質量を求めてもこれまでの糖鎖情報が使えないため推定構造が得られない場合があります。