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Human Glycosylation Array 受託解析サービス ID: J00617

ヒトタンパク質における糖化プロファイルを一斉に検出する受託解析サービスをご提供

サービスについて

概要

RayBiotech社のGlycosylation Arrayを用いた、ヒトタンパク質における糖化プロファイルを一斉に検出する受託解析サービスをご提供しています。
実験解析作業は、フィルジェン内の受託解析センター(名古屋)にて実施しています。
Glycosylation Arrayは、サイトカイン・ケモカイン・アディポカイン・成長因子・血管新生因子・プロテアーゼ・可溶性受容体・可溶性接着因子など、2000種類、1000種類、507種類、500種類、493種類のヒトタンパク質における糖化プロファイルを一斉検出する抗体アレイです。

特長

  • 糖化タンパク質を検出する抗体アレイです。
  • 高密度にスクリーニングができます。
  • アレイ上の抗体に結合した糖タンパク質の糖鎖に、ビオチン標識された5種類のレクチンを反応させて検出します。 (fig.1
  • 様々な測定試料(細胞培養上清、血清、血漿、細胞ライセート)に適用可能です。

サービス内容

  • 解析の概要(How it Works)

    ご送付サンプル(Samples:fig.2)を用いて、ハイブリダイゼーションを行います。アレイ上の抗体(no sugar capture antibodies:fig.2)に結合したサンプル(タンパク質)の糖鎖に、ビオチン標識された5種類のレクチン(Biotin-lectins:fig.2)を反応させます。蛍光標識ストレプトアビジン(Labeled-streptavidin:fig.2)を用いて、ビオチン標識サンプルを検出します。
  • 受託解析作業の流れ

    1. 解析アレイ種及び解析内容のご連絡
      解析ご希望のアレイ種(Cat.#)および解析内容をご連絡ください。
    2. 解析サンプルのご準備
      冷凍(-80℃)状態にてフィルジェンへお送りください。
    3. 測定サンプルの調整
    4. ハイブリダーゼーション
    5. スキャンニング・データ解析(数値化)
      ハイブリダイゼーション後のアレイをGenePix 4100Aで読み取り、画像ファイルを作成します。
      得られた画像から、解析ソフトウェアにより、各スポットのシグナル強度を数値データに変換し、サンプル間のデータ比較解析などを行います。
    6. データマイニングサービス(オプション)
      解析担当者とご相談の上、統計解析などのデータマイニング内容を決定し、解析作業を行います。
    7. 解析データのご報告
      データ解析結果を、CD-ROMに収めてご報告いたします。
      納期は、使用キット入荷及びサンプル到着後、25~35営業日程度です。
      使用キットの入荷には、通常3~4週間程度かかります。

      * 納期は、解析数・オプション作業の追加などにより、標準納期に加えてお時間を頂戴する場合があります。

必要サンプル

サンプル種 ご送付量目安
(使用スライドグラス枚数毎)
サンプル調整方法の例
血清 >500μL 血清分離用チューブをご使用ください。また、血液を30分程度放置して凝固させ、遠心分離後、上清を分取し、直ちに-80℃に保存してください。凍結融解の繰り返しは避けてください。
血漿 >500μL 抗血液凝固剤(EDTA、ヘパリン、クエン酸など)で処理した血液を、遠心分離後上清を分取し、直ちに-80℃にて保存してください。凍結融解の繰り返しは避けてください。
細胞培養上清 >500μL 細胞培養上清を回収し、遠心により固形物を除去し、-20℃以下にて保存してください。凍結融解の繰り返しは避けてください。
* 培養には、無血清培地や0.2%FCS / FBSのご使用を推奨します。高血清培地(例:10%FCS / FBSなど)を用いた場合、アレイのバックグラウンドが高く(ムラ)なる場合があります。
組織ライセート >500μL 組織100mg程度およびCell Lysis Buffer(RayBiotech Inc. Cat.#AA-LYS)を用いて、試薬添付プロトコールに準じて、遠心により固形物を除去・ライセート回収・-20℃以下に保存してください。凍結・融解の繰り返しは避けてください。
細胞ライセート >500μL 細胞2×10e7個程度およびCell Lysis Buffer(RayBiotech Inc. Cat.#AA-LYS)を用いて、試薬添付プロトコールに準じて、遠心により固形物を除去・ライセート回収・-20℃以下にて保存してください。凍結融解の繰り返しは避けてください。

* ご希望の解析内容に応じた使用スライドグラス枚数分のサンプルをご準備ください。
* 上記サンプル種は、あくまでも実験~解析できるものとして想定されるものです。
  RayBiotech社やフィルジェンにて、全てのサンプル種の検証を行ったわけではありませんので、ご了承ください。
* 上記サンプルご送付量は、あくまでも目安となります。測定サンプル中の標的分子の含有量によっては、
  測定希釈倍率(サンプルに依存する適切な測定濃度)が大きく変わります。ご指定がある場合、事前にお問い合わせください。
* 事前の測定希釈倍率のご指定がなく、ご送付サンプルのタンパク質濃度(または量)にバラつきがある場合、もっとも低タンパク質濃度
  (または量)のサンプルに合わせて、サンプル間の測定希釈倍率を統一させていただきます。
* サンプルの発送は、必ず、フィルジェンのHPをご参照の上、その内容に従って行ってください。
* 送付の際は、サンプルの入ったチューブをパラフィルムで覆い、キャップの緩みや中身の漏れがおきない様にしてください。
  サンプルの入ったチューブに油性マジックでサンプル名を明記し、ビニールバックなどにいれ、砕いたドライアイスと共に梱包してください。
* フィルジェンの営業日は、土日祝日や年末年始などを除く平日9時から17時までとなっておりますので、サンプルの到着日にご注意ください。
* QCシートをサンプルと同送願います。
  フィルジェンでは、受託解析サービスQCシートに基づき、作業を行います。
 同シートが送付されていない場合、またはご記入漏れがある場合、解析サービスを行えない場合がございますので、ご了承ください。
* サンプルをご送付の際には、十分量のドライアイスを同梱の上、冷凍宅急便にて、凍結状態にてフィルジェンへご送付ください。
* お送りいただいたサンプルは、ご返却いたしません。実験後のサンプルについては、フィルジェン側にて処分させて頂きますので、ご了承ください。

ご注文に関して

お問い合わせフォーム よりお問い合わせください。

参考価格・納期

サービス名 スライドグラス枚数 数量 価格(税抜) Cat.#
Human Glycosylation Array 493 受託解析サービス 1 4サンプル ¥1,272,000 F-GAH-GCM-493-4
Human Glycosylation Array 507 受託解析サービス 1 4サンプル ¥1,272,000 F-GAH-GCM-507-4
Human Glycosylation Array 1000 受託解析サービス 2 4サンプル お問い合わせ F-GAH-GCM-1000-4
Human Glycosylation Array L3 受託解析サービス 1 4サンプル ¥1,272,000 F-GAH-GCM-L3-4
Human Glycosylation Array L4 受託解析サービス 1 4サンプル ¥1,272,000 F-GAH-GCM-L4-4
Human Glycosylation Array 1000B 受託解析サービス 2 4サンプル お問い合わせ F-GAH-GCM-1000B-4
Human Glycosylation Array 2000 受託解析サービス 4 4サンプル お問い合わせ F-GAH-GCM-2000-4

* Human Glycosylation Array 1000は、Human Glycosylation Array 493とHuman Glycosylation Array 507の
  組み合わせにて構成されています。
* アレイの特性上、測定サンプル種によっては、スキャン画像にムラが生じやすい場合がありますが、予めご了承ください。
* 上記価格には、「解析サンプル数-1」分の比較データ作成作業が含まれています。
  追加比較データ作成は、「¥15,000(税抜)/比較」の追加料金が必要となります。
* スキャンニング・画像数値化・比較データ作成のみをご希望の方は、
RayBio Label-Based Antibody Array 受託解析サービスのスキャンニング・画像数値化・比較データ作成のみ」をご利用ください。

関連サイト