シグマアルドリッチジャパン / シグマアルドリッチジャパン ID: J00457

両末端標識プローブ ID: J00457

サービスについて

概要

両末端標識プローブは、qPCRにおいて最も一般的なプローブで、加水分解プローブとも呼ばれます。

【用途】
・マイクロアレイバリデーション
・標的遺伝子や低コピー数ターゲットの検出
・病原体検出
・マルチプレックス
・ウィルスの検出
・遺伝子発現解析
・遺伝子コピー数解析
MISSION® siRNAとshRNAノックダウンのバリデーションに最適です。

【両末端標識プローブの使用の利点】
・シーケンス特異性の設計が簡単に
・レポーター / クエンチャーの組み合わせが豊富
・感度向上

【LOCKED NUCLEIC ACIDTM 挿入のメリット】
・熱安定性とハイブリダイゼーション特異性の向上
・SNP検出、対立遺伝子識別、in vitro定量 / 検出における精度向上
・困難なターゲットシーケンスでも、より簡単で感度の高いプローブを設計できる

【両末端標識プローブのメカニズム】
両末端標識プローブは、2種類の色素で標識した一本鎖オリゴヌクレオチドです。レポーター色素は5’末端、クエンチャー分子は3’末端に位置します。クエンチャー分子は、蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)によってレポーターの蛍光発光を阻害します。その仕組みを(fig.1)に図示します。
ポリメラーゼによってプライマーが伸長し、特異的なDNA鋳型に結合します。加水分解によってプローブ / 標的のハイブリッドからレポーターが放出され、蛍光が増強します。測定された蛍光シグナルは、標的DNAの量に正比例します。

特長

  • 保証収量:1、3、5、10 OD
  • 精製:HPLC
  • 鎖長:15~40塩基
  • 品質管理:100%質量分析
  • 納品形態:遮光チューブ入り乾燥品
  • カスタムフォーマットもご利用いただけます(濃度調整、特殊プレートなど)
メルクのプローブは、実験を簡素化する納品形態でお届けしています。

保証収量

保証収量(OD) 概量(nmole) 概量(μg) 概算反応数(*1)
1 4 32 800
3 12 96 2,400
5 20 160 4,000
10 40 320 8,000

*1 1ODで4nmolまたは32µg、25µL反応で200nM(5.0 pmol/反応)を基準に算出しています。平均鎖長25塩基を基準に算出しています。なお、日本では1.5 ODにて提供しています。

スペクトル特性表

色素 最大励起 (nm) 最大発光 (nm) 適合クエンチャー
6-FAM 495 520 BHQ-®-1、TAMRA
JOE 529 555 BHQ®-1、TAMRA
TET 521 536 BHQ®-1、TAMRA
Cal Fluor®Gold 540(*1) 522 544 BHQ®-1
HEX(*2) 535 556 BHQ®-1、TAMRA
Cal Fluor®Orange 560(*2) 538 559 BHQ®-1
TAMRA 557 583 BHQ®-2
Cyanine 3 549 566 BHQ®-2
Quasar® 570(*3) 548 566 BHQ®-2
Cal Fluor® Red 590(*4) 569 591 BHQ®-2
ROX 586 610 BHQ®-2
TxRd (Sulforhodamine 101-X) 597 616 BHQ®-2
Cyanine 5 646 669 BHQ®-3
Quasar® 670(*5) 647 670 BHQ®-3
Cyanine 5.5 675 694 BHQ®-3

*1 JOE/TET 代替品
*2 VIC® 代替品
*3 Cyanine 3 代替品
*4 TAMRA 代替品
*5 Cyanine 5 代替品

ご注文に関して

お問い合わせフォーム よりお問い合わせください。

参考価格・納期

サービス項目 価格(税抜) 納期
両末端標識プローブ お問い合わせ 下記表をご確認ください
出荷予定
保証収量(OD) 1 3 5 10
標準色素による両末端標識プローブ 9営業日~ 9営業日~ 9営業日~ 9営業日~
標準色素による両末端標識Locked Nucleic Acidプローブ 14営業日~ 14営業日~ 14営業日~ 14営業日~
合成後色素修飾した両末端標識プローブ
(LNAあり / なし)
14営業日~ 7~10営業日 7~10営業日 14営業日~

* 国際輸送や通関の遅れなどにより、納期が長くなることがあります。大量合成の場合、お客様のプロジェクト内容に応じて納期を決定します。

関連サイト