ジェンスクリプトジャパン / ジェンスクリプトジャパン ID: J00276

BacuVanceバキュロウイルス発現系によるタンパク質産生 ID: J00276

サービスについて

概要

GenScript社のBacuVanceバキュロウイルス/昆虫細胞発現系は、バキュロウイルスを感染させた昆虫細胞からのウイルス産生とリコンビナントタンパク質発現を可能にするため、GenScript社内の専門チームによって開発されました。この発現系は、タンパク質溶解性の改善と翻訳後修飾をサポートします。 また同時に複数遺伝子を発現させ、ヘテロダイマーやポリマー(例、主に5つのサブユニットを形成)を形成して、細胞内および分泌型タンパク質を高収量で産生できます。 GenScript社のハイスループットな昆虫細胞発現および精製プラットフォームは、お客様のターゲットスクリーニングプロジェクトに合わせ、スモールスケール産生にもご利用頂けます。

GenScript社はバキュロウイルス発現系を利用し、発現が困難なタンパク質、例えばキナーゼ、ウイルスターゲット、細胞表面受容体、トランスポーターなど、様々な酵素や膜タンパク質の産生をサポートすることができます。疾患と膜タンパク質の機能は、密接な関係があるため、これらのタンパク質は現在、全薬剤ターゲットの60%以上を占めています。 それらの生物学的な関与にも関わらず、膜タンパク質の研究は、タンパク質の発現と精製の課題により、しばしば制限されています。 膜タンパク質産生の専門家チームの支援により、GenScript社は構造的にも、また機能的にも完全性を保持した膜タンパク質の発現と精製が可能です。 BacuVance バキュロウイルス/昆虫細胞発現系は、タンパク質結晶化および構造決定アプリケーションにおける予算の有効活用と時間の節約に、お勧めいたします。

ハイライト

  • 複雑なタンパク質に対する優れた能力
  • 高度な発現最適化技術
  • 大きなインサートへの対応力 >400 kDa

標準ワークフロー(fig.1

サービス詳細

段階 仕様 納品物 タイムライン(*1)
1 遺伝子合成とサブクローニング 一つまたはそれ以上の発現ベクターへのサブクローニング コンストラクトのレポート 2周間
2 ウイルス生成 リコンビナントバクミドDNAの生成
リコンビナントバクミドDNAによる昆虫細胞のトランスフェクション
P1ストック(低力価)、P2ストック(高力価)の生成、および定量PCRによるウイルス力価の測定
抗His/GSTまたは他の抗体でのウェスタンブロットによる、生成したP1およびP2のタンパク質発現を検証
2~3週間
3 パイロット発現評価 P2ストックでの昆虫細胞への感染
ワンステップでのアフィニティ精製
SDS-PAGEとウェスタンブロット
発現データ 1.5週間
4 1Lの発現と精製 1Lの昆虫細胞発現と精製
ワンステップでの精製
SDS-PAGE、ウェスタンブロット(*2)、LC-MS/MSカバレッジ2による品質管理
精製タンパク質
品質管理データ
1~2週間

ご注意
(*1)こちらに記載の納期は、GenScript社の通常納期です。追加のご要件によって追加の手順が発生し、処理時間が伸びることがあります。(国際輸送期間によっても変動がございます)
(*2)LC-MS/MSカバレッジ、N末端シークエンシングやLC-MSなどの他のQCデータは、追加料金で入手頂けます。

ご注文に関して

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参考価格・納期

サービス項目 価格(税抜) 納期
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