概要
プロスタグランジンのプロスタグランジンE2(PGE2)、プロスタグランジンD2(PGD2)、プロスタグランジンF2α(PGF2α)をLC-MS/MSにて測定できるサービスです(
fig.1)。
プロスタグランジンは、アラキドン酸から合成される脂質メディエーターです。炎症反応や血管調節、平滑筋機能、子宮収縮機能など、多岐にわたる重要な生体機能に関与することで知られています。中でも、PGE2、PGD2、PGF2αは代表的なプロスタグランジンとして知られており、それぞれ異なる生理作用を担っています。
LC-MS/MSを用いることで、高い特異性と感度を実現し、構造が類似したプロスタグランジン類を精度良く測定することが可能です。また、複数成分を同時に測定できるため、サンプル消費量の低減や効率的なデータ取得にも貢献します。
特長
- LC-MS/MSによる高感度・高い特異性があります。
- 血漿0.2mLからPGE2、PGD2、PGF2αの3成分を測定可能です。
対象サンプルの注意点・取り扱い
本検査にはEDTA血漿の使用を推奨しております。ヘパリン血漿および血清でも測定は可能ですが、測定値に影響を及ぼす可能性があるため推奨しておりません。
プロスタグランジンは検体の取扱い条件の影響を受けやすいため、検体採取後は室温に放置せず、速やかに血漿分離および凍結してください。
また、検体送付まで凍結状態を維持し、移送中に融解しないよう十分ご注意ください。
なお、凍結融解は測定値に影響を及ぼす可能性があるため、凍結融解した検体の提出はお避けください。
その他、組織等についてはお問い合わせください。
各測定項目の定量下限値(血漿0.2mL使用時)
| No. |
測定項目名(略号) |
定量下限 |
| 1 |
プロスタグランジンE2(PGE2) |
5pg/mL |
| 2 |
プロスタグランジンD2(PGD2) |
10pg/mL |
| 3 |
プロスタグランジンF2α(PGF2α) |
10pg/mL |
サービスの流れ
希望する測定項目をお伝えください。(
fig.2)
また、ご不明な点がありましたら、ご要望に合わせて、最適な測定法などをご案内致しますので、お気軽にお問い合わせください。
- お問い合わせ
お問合せフォームから、希望する測定項目、検体情報(検体数、生物種)などをお伝えください。
- お見積書・注文書の作成
ご連絡いただきました内容を元に、お見積書・注文書をエクセルファイルもしくはPDFにてメールにてご送付いたします。
- 受付・検体送付
検体はドライアイス梱包の冷凍宅配便にてご送付ください (平日着)。
- 測定
- 結果報告
メールにて速報をご連絡し、のちほどご報告書を郵送いたします。
測定モード・定量法
測定モード:Multiple Reaction Monitoring(MRM)
定量法:内標準法