概要
Agilent Technologies社のDNAマイクロアレイは、SurePrintインクジェット技術と呼ばれる非接触型in situオリゴ合成プロセスを用いて製造されており、この技術によって60-merの長いプローブを高密度かつ均一にプリントすることが可能となっています。さらに最大8アレイを単一のスライドにプリントすることができるため、大量サンプルのマイクロアレイ解析を低コストで実施することが可能です。
また、マイクロアレイスキャナ市場で長年培ってきた経験と確かな技術基盤を生かし、光学系の最適化、広いダイナミックレンジ、スペクトルクロストークの低減により、弱いスポットでも迅速かつ正確に検出し、信頼性の高い結果を得られる高感度検出を実現しています。
特長
- 広いダイナミックレンジ、高いスループットのマイクロアレイプラットフォーム。
- 実験~データ解析まで、経験豊富なスタッフによる安心のサービスとサポートのご提供。
- 網羅的な遺伝子発現解析をお手軽に実施されたい方に。
代表的なアレイ
- SurePrint G3 Human GE 8x60K v3
- SurePrint G3 Mouse GE 8x60K v2
- SurePrint G3 Rat GE 8x60K v2
* ヒト・マウス・ラットのほか、ショウジョウバエ、線虫、酵母、シロイヌナズナ、イヌ、ウシなど多数の生物種に対応しています。
サービス内容
- 解析結果(fig.1)
データ解析では標準で以下のベーシック解析を実施しています。また、オプション解析も承ります。
【ベーシック解析】
GeneSpring® GXを用いて以下の解析を実施します。
・スキャッタープロットの作成
・発現変動遺伝子(Probe)の抽出
・GO解析(*)
【オプション解析】
GeneSpring® GXを用いて以下の解析を実施します。
・クラスタリング解析+ヒートマップ作成
【Pathway Analysis(iPathwayGuide)(*)】
3回以上の反復実験のある比較解析データでは、Advaita Bioinformatics社のiPathwayGuideによる解析がお勧めです。
グラフィカルかつインタラクティブな解析環境をぜひお試しください。
詳細はPathway Analysisサービスのページをご参照ください。
*GO解析、iPathwayGuideによるパスウェイ解析は、生物種によって対応できないことがあります。
- 解析例
使用アレイ |
SurePrint G3 Human GE 8x60K v3 |
サンプル数 |
8(4点のTimeCourseを野生型と変異株の2系統で) |
データ解析 |
GeneSpring GXによるベーシック解析、オプション解析 |
納期 |
品質評価通過後、約1.5ヶ月 |