プロテイン・エクスプレス / 富士フイルム和光純薬 ID: J01034

ブレビバチルス発現系によるタンパク発現 ID: J01034

サービスについて

概要

枯草菌近縁種であるブレビバチルス (Brevibacillus choshinensis) を用いたタンパク質発現サービスです。
タンパク質を菌体外に高分泌生産可能な宿主で、精製が容易であり、タンパク質分解酵素の影響が殆どないこと、低エンドトキシンであることなどが特長です。
*ブレビバチルス菌についてはこちら

サービスの流れ

STEP1 発現ベクターの作製 頂いたターゲット情報をもとに遺伝子合成し、専用ベクターにクローニングします。
STEP2 発現トライアル 形質転換体作製後、小スケールで培養条件を振り分け、発現検討を行います。
STEP3 スケールアップ培養 STEP2の結果をもとに、お客様のご指定のスケールで生産、ウェスタンブロッティングにより発現確認を行います。
STEP4 アフィニティー精製 お客様ご指定のプロトコルで精製を実施します。
STEP5 試料・報告書 納品 精製物(生産のみの場合:培養上清)、報告書を送付いたします。

生産例

  1. Fab抗体の分泌生産fig.1
    Fab抗体は、重鎖 (Hchain) と軽鎖 (Lchain) がジスルフィド (SS) 結合で結びついた分子です。
    両遺伝子を導入した発現ベクターを構築することで、ブレビバチルス菌においてFab抗体をSS結合、抗原結合能を保持した状態で分泌生産させることができます。
  2. PD-1 / PD-L1 / PD-L2の生産fig.2
    PD-1 / PD-L1 / PD-L2は免疫チェックポイント関連分子として知られ、阻害剤の探索研究が進められています。PD-1の細胞外ドメイン及び、そのリガンドであるPD-L1、PD-L2 (ヒト、イヌ、ネコ) をブレビバチルス菌で発現、培地中(培養上清) への分泌生産量を確認しました。
  3. PET分解酵素の生産fig.3
    PETase、MHETaseは芳香族ポリエステル(PET)を分解する酵素として見出され、その工業利用に期待を持たれています。これらをブレビバチルス菌で生産したところ、高い分泌生産性(PETase;~100mg/L, MHETase; ~40mg/L)と、分解酵素活性を確認しました。

ご注文に関して

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参考価格・納期

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