蛍光プローブや放射標識リガンドを用いず、ラベルフリーかつリアルタイムに直接トランスポーター電流を測定

SURFE2R N1

    SURFE2Rテクノロジーは様々なトランスポーター(シンポーター、エクスチェンジャー、ユニポーター)、ポンプの活性を、ラベルフリーかつリアルタイムに直接測定することができる新しい測定手法です。
    通常これらの膜輸送体は、イオンチャネルに比べて輸送率が低くなるため測定が困難ですが、それを補うために最大10⁹個のトランスポーターを同時に測定可能できる大きなセンサーサイズを採用し、最高のS/N比を実現しました。
    電流量が小さく検出困難、またはパッチクランプ法が適用できない起電性膜トランスポーターとポンプの活性測定に最適です。
    膜輸送タンパク質の同定や機能解析から薬理スクリーニングまで広範なアプリケーションに対応可能です。

    【特長】
  • Solid Supported Membrane(SSM、固定化膜標本)を用いてトランスポーター電流を直接測定
  • 生体膜から調製した膜断片だけで実験可能
  • 目的の膜タンパク質を再構成したプロテオリポソームでも実験可能
  • 光刺激可能(オプション)
  • 分注機、測定部、コンピュータを統合したオールインワンデバイス
  • 非起電性トランスポーターや糖類の活性評価にも適用可能
  • 150データポイント/日

    【適用実績例】
  • 強制発現系:h NaK-ATPase, h PepT1, rbSGLT1, hSGLT1-xx,m EAAC1, h NCX1-3, h NCKX1, h NIS, h PAT1, hCNT1, rOCT2, hOCT2, h GAT1, CLCs, CliC, HR, ChR, A-M2, P2X

  • バクテリア:melB, NhaA, putP, Kdp-ATPase, BR, F0F1-ATPase, Ydgr, YhiP, CICEC, A-M2

  • 組織:nAChR Torpedo, NaK-ATPase, NCX (Heart PM), HK-ATPase (Stomach PM), Ca-ATPase (ER/SR), H-ATPase, CLC (Synaptic vesicles), Complex I, II, III, IV, V, ANT, OxPhos (Mitochondria)

仕様

型番 15 1001
本体のサイズ
(W)x(D)x(H)mm
380×380×380
重さ 15kg
電源 100V, 7.0A
測定原理 SSM法による電気シグナル測定
電流記録範囲 0.1~10nA
検出限界 50pA
アンプゲイン 108, 109, 1010, 1011 V/A
記録電極
参照電極 プラチナ(測定チャンバー部)
オートサンプラー 53ポジション(~10mL)、2ポジション(~50mL)
溶液交換速度 200μL/s~
希望小売価格
(税抜)
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