スペクトル型セルアナライザー ID7000TM

ID:K03633

44色以上の超多色細胞解析

ID7000TM

    本機は、最新のスペクトル解析技術を結集し、最大7つのレーザー*1と計188チャネルの光検出器、解析アルゴリズムを用いることで、超多色かつ高精度な解析を実現しました。これにより、多種多様な細胞集団の中からがん細胞や幹細胞などの希少な細胞の検出を、一度の解析で可能にしました。
    多色解析の性能については、一般的に市場で活用されているセルアナライザーで30色程度の解析を実現していますが、本機では44色以上の多色解析ができるため、原理的には一度の細胞解析で約16,000倍*2の情報収集が可能となります。
    細胞分析装置(フローサイトメーター)は、特定の条件下で発光する薬品(蛍光試薬)で細胞を染色し、細胞にレーザー光を照射した際に発する光(蛍光)を、散乱光や蛍光情報として検出することで、細胞の特性を解析する装置です。1秒間に数万個におよぶさまざまな細胞の大きさや個数、細胞表面や細胞内部の各種情報(構造、機能、バイオマーカー等)を解析することが可能です。免疫学やがん、再生医療などの研究領域では、基礎研究や疾患の原因究明、医薬品開発などを目的として、フローサイトメーターが広く活用されています。 例えば、新しいがんの治療方法として注目が集まる「がん免疫療法」の研究では、免疫細胞やがん細胞の詳細な解析が不可欠です。細胞表面に発現している複雑な抗原を一度に網羅的に調べたいといった需要に適しています。

    【特長】
  • 独自のスペクトル解析技術を結集し、44色以上*1の超多色解析を実現
  • シンプルな操作で効率的な超多色解析を実現する2つの新機能
    ・スペクトラルリファレンスライブラリー
    ・自家蛍光ファインダ
  • 改良したオートサンプラーによる安定した自動測定

    *1:搭載するレーザーは最低3つから。オプションで最大7つに追加搭載可能です。
    *2:30色の解析が可能なセルアナライザーと比較した場合。セルアナライザーのデータは、マーカー数に応じて2の累乗で増加することを用いて算出。


仕様

シリーズ ID7000TM
本体のサイズ
(W)x(D)x(H)mm
1,060×719×760
重さ 210kg
電源 100-240 V, 50/60Hz
照射光学系
レーザー波長
488nm/405nm/637nmを標準搭載
320nm/355nm/561nm/808nmのレーザーを追加選択可能(最大レーザー搭載数は7本)
検出光学系
パラメーター数
1×前方散乱光(FSC)、1x側方散乱光(SSC)、184x蛍光パラメーター
出力データ形式 Flow Cytometry Standard (FCS) 3.0、3.1
希望小売価格
(税抜)
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